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長澤まさみ:涙流し誓う「これからも誠実に」 日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を初受賞

 「第44回日本アカデミー賞」の授賞式が3月19日、東京都内で行われ、「MOTHER マザー」の長澤まさみさんが最優秀主演女優賞を初めて受賞した。受賞のスピーチでは感極まって涙を流しながら、「たくさんの方に支えられなければ映画作りができないんだなと、昨年身にしみて感じました」と振り返り、「これからも誠実に映画作りに向き合って、頑張っていきたいなと思います」と誓った。

 最優秀主演男優賞は「ミッドナイトスワン」の草なぎ剛さん、最優秀助演女優賞は「浅田家!」の黒木華さん、最優秀助演男優賞は「Fukushima 50」の渡辺謙さんが受賞した。最優秀作品賞は「ミッドナイトスワン」だった。

 新人俳優賞は「ミッドナイトスワン」の服部樹咲さん、「朝が来る」の蒔田彩珠さん、「ラストレター」の森七菜さん、「望み」「ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-」「弥生、三月-君を愛した30年-」の岡田健史さん、「MOTHER マザー」の奥平大兼さん、「弱虫ペダル」の永瀬廉さんが受賞した。

 今回の選考は、2019年12月16日~2020年12月31日に公開された日本映画154本、外国映画210本を対象に、日本アカデミー賞協会の会員3953人による投票で決定した。授賞式の司会は、フリーアナウンサーの羽鳥慎一さんと、前回、「新聞記者」で最優秀主演女優賞を受賞したシム・ウンギョンさんが務めた。

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