映画「君のクイズ」に出演し、取材に応じた堀田真由さん
<インタビュー後編>誰しも“自分”を演じる瞬間はある 「俳優という肩書きのない堀田真由を大事にしたい」
俳優の堀田真由さんが、中村倫也さん主演の映画「君のクイズ」(吉野耕平監督、公開中)に出演する。演じた役柄や、決断するときに大事にしていることなどを聞いた。(前後編の前編)
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映画は小川哲さんのミステリー小説が原作。「クイズ」という誰もが知るゲームを入口に、回答に人生がにじみ出るクイズプレイヤーたちの物語を描く。
「今までクイズプレイヤーの皆さんの頭の中で考えられている戦術などをまったく知らなかったので、これからクイズ番組の見方が変わりそうです。それに、クイズだけではなく、人生にも選択肢があるということを描いた奥深い物語だなと思いました」
堀田さんは、“クイズ界の絶対王者”三島玲央(中村さん)の元彼女・桐崎恵茉(えま)を演じる。
「三島との接し方からも、恵茉はとてもチャーミングな女性だと思いました。でも、彼女の優しさゆえに、小さなすれ違いから生まれた相手に伝えられずに飲み込んだ言葉がたくさんあったんだろうなと思います。三島と向き合いきれなかった自責の念があるからこそ、三島の問いかけになんと答えたのかは、恵茉にとっての人生のクイズだなと思いました。愛らしくもあり、憂いを持った、深みのあるキャラクターだという印象でした」
言いたいことを飲み込んでしまうのは、堀田さん自身とも重なる部分がある。
「私も大人になってから、特によいことは出来る限りどんどん伝えていくべきだなと思うようになりました。ただ、相手を思うあまりよくないことだと伝え方をすごく悩んでしまい、言葉にするのに時間がかかるんです。今まで飲み込んできた言葉もすごく多い気がしますし、きっと映画を見てくださる方々にも、そういう瞬間はたくさんあるのではないかなと思います。
本当に思ったことも時には伝えない方がよいこともありますし、本質的な部分を伝えて相手の人格を傷つけてしまうことは避けたいと思います。三島と恵茉もそうでしたが、言い方を少し間違えるだけで、未来がすごく変わってしまうこともあるので」
最近堀田さんが発した言葉で失敗した経験を尋ねると、「大事にしているお店を言わなきゃよかった(笑)」と意外な答えが返ってきた。
「自分だけの秘密の場所にしておきたかったご飯屋さんを、とっさに聞かれて明かしてしまったんです。うわー、言っちゃった、また別の“自分にとってのお気に入りのお店”を見つけなきゃと思っています」
発する言葉に限らず、何かを決断しなければいけない瞬間は、仕事でもプライベートでも多々訪れる。
「物事にもよりますが、いろんな選択肢を持って考えていながらも、結局は最初に出た直感的なものが残っているタイプです。その上でリスクヘッジはすごく考えて、こういう時にはなにが起きるかなというのを全部考えた上で進めます。直感タイプではありますが、慎重型でもある。直感で思ったことに周りの皆さんの意見を取り入れつつ理由付けして、最終的に決めるのは自分かなという感じです」
勢いで決めることもあるが、そこに後悔はない。
「高校1年生の16歳の時に事務所のオーディションを受けました。地元の高校に通っていたのですが、当時のマネジャーさんが家に来てくださって、『高校を卒業してから東京に来るのでいいですよ』と言ってくださったんです。でも私は『明日にでも行きます』と伝えて、結局高校2年生で上京しました。その時の決断はうまくいっていると思うので、早ければ早い行動がいいこともあるなと実感しています」
<プロフィル>
ほった・まゆ 1998年生まれ。2015年、WOWOW連続ドラマW「テミスの求刑」でデビュー。その後、NHK連続テレビ小説「わろてんか」(2017年)、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(2022年)、連続ドラマ「御上先生」「僕達はまだその星の校則を知らない」(いずれも2025年)など話題作に数多く出演。また、2025年10月には「ANOTHER SKY」(日本テレビ系)の新MCに就任。今後は映画「私はあなたを知らない」が8月28日公開。
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