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木村文乃:「私は蚊帳の外」 松山ケンイチらの“ボクシング熱”に「この人たち役者じゃない」?

 女優の木村文乃さんが4月10日、東京都内で行われた映画「BLUE/ブルー」(吉田恵輔監督)の公開記念舞台あいさつに主演の松山ケンイチさんら共演者と登場。今作はボクシングが題材で、木村さんはジムでの撮影を振り返り、「私は蚊帳の外で、あまり仲間に入れなかったんです」と寂しげに語った。

 さらに、「みなさん、とても楽しそうにお話しされていて、何の話をしているのかなと耳をすませたら『あいつのあのステップがいいよね』とか『バンテージはどの種類がいい?』と、すっごい楽しそうに話していて……『この人たち役者じゃないのかもしれない…』と思っていました」と、男性陣の“ボクシング熱”を明かして笑わせた。

 舞台あいさつには東出昌大さん、柄本時生さん、吉田監督も出席。劇中でシャドーボクシングをするシーンがある松山さんは「監督からは『シャドーが一番難しいから』と言われていて。だからずっとシャドーは気をつけてやっていました」と撮影を回顧し、「監督は長いことボクシングをやられているので、その目に耐えられるように、(東出さんらも)みんな『監督に追いつかないと』という気持ちでやっていたと思うんです。ドキドキしていましたし、怖かったです」と撮影当時の心境を明かした。

 ボクサー役を演じるため、役作りでジムに行っていたという東出さんは、松山さんとのエピソードを披露。「ジムの片隅でプロの試合を見ながらシャドーしている方がいて。すっかりボクサーの人だと思っていたら、松山さんで。『もうジムの住人になってる!』と驚きました」と語っていた。

 映画は、吉田監督が30年以上続けるボクシングを題材にした青春物語。情熱はあっても才能がないボクサー・瓜田信人(松山さん)は試合に負け続き。ライバルで後輩の小川一樹(東出さん)は日本チャンピオン目前、瓜田の幼なじみ・天野千佳(木村さん)と結婚を控えていた。ある出来事をきっかけに、瓜田は抱え続けてきた思いを小川と千佳に吐き出し、3人の関係が変わり始める…というストーリー。

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