取材に応じた紗栄子さん
被災地支援や、栃木県大田原市での牧場運営でも話題の紗栄子さん。先日は放送中の連続ドラマ「ドラゴン桜」(TBS系、日曜午後9時)に出演、また自身が代表を務める支援団体「Think The DAY」で防災セットを企画販売したことでも話題になった。コロナ禍でも「悲観的になりすぎず、自分が幸せになれる要素を見つけて、心の栄養に変えていきたい」と話す紗栄子さんに話を聞いた。
◇「忙しい毎日で見落としていたもの」を実感 子供との生活、実家での楽しみも
コロナ禍での生活を聞くと「みなさんもそうだと思うんですが、予定も立てられないし、先週よかったことが今週はダメになっちゃったりとか、心もとない中で、生きていかなくてはいけなくなりました。一方で、より目の前にあるものを大切にする、忙しい毎日で見落としていたものを、しっかりキャッチアップしながら(確認しながら)生きていけるようになりました」と語る。
海外留学していた子供たちも日本に一時帰国。日本から現地の時間に合わせてオンラインで授業を受けているという。思わぬ昼夜逆転生活は「大変」と明かしつつ、「子供たちとは別で暮らし、一緒に長い時間を過ごせるのは大きな休みだけだと覚悟して海外に出したので、子供たちと過ごすこの時間を大切にしよう」と前向きにとらえている。
心の支えになったことを聞くと、昨年末から数カ月、実家で過ごし「自分の母親に甘えっきり」だったとにっこり。「おいしいご飯をたくさん食べて、それが幸せ。母は大変だったと思うんですけど、新鮮なお野菜を食べたり、生産者の顔が見えるものをいただける喜びを感じたり……。子供たちの食育にもつながりましたし、すごくぜいたくでした」と明かした。
さらに「コロナ禍で撮影が少なくなって、体形管理をあまり気にしなくてよくなって、お正月には4キロぐらい太ったんですよ(笑い)」と話す。2月末に出演した大型ファッションイベント「第32回 マイナビ 東京ガールズコレクション(TGC) 2021 SPRING/SUMMER」に向け、体形を戻したといい、「年齢も重ねて代謝も下がって前のようにはいかず、(直前の)1~2週間はヒイヒイだったんです」とちゃめっ気たっぷりに振り返った。
◇毎日の肌ケアは「10年後の自分に対する投資」 パックは朝晩、年齢に応じて変化も
14歳でデビューした紗栄子さんも、今年35歳を迎える。「忙しかったり、不規則な生活だったりすると、どうしてもストレスがかかって、それが表面に出てくる年齢になりました。これまでスキンケアはリーズナブルな商品で量をいっぱい使おうと提言してきたんですが、年齢に合ったものや、そのときどきのタイミングに合ったモノを取り入れようと感じるようになりました」と考えが変化。「私は人前に出る仕事だから」と、これまでずっと行ってきた朝と晩、1日2回のパックも、方法を変えたという。
「これまでは朝のメーク前と、入浴中に行っていました。ただ、最近の私には合っていなかったみたい。お風呂でしっかり発汗して、終わった後にパックをするように変えたら肌のコンディションが一気によくなりました」
「肌は、手をかけただけの結果は出ると思っています。だから10年後の自分に対する投資だと思って(ケアをすることで)ちゃんと自分の後押しをしようと思っています」と心がけを明かした。
<プロフィル>
さえこ。1986年生まれ。宮崎県出身。2児の母。14歳で芸能界デビューし、モデルやタレント、女優として活躍。2010年から被災地への支援活動や養護施設へのボランティア活動を続け、2019年10月にさまざまな支援活動を目的とする社団法人「Think The DAY」を設立した。現在は予防支援のための防災セットを販売している。2020年には那須ファームビレッジ(栃木県大田原市)の運営に参画し、プロデュースするアパレルブランド「my apparel」がデビュー。YouTubeチャンネル「Sae Channel」もスタートした。
今年は、プロデュースしたフェーシャルマスク「AQUIL(アキュール)」を発売。同マスクは朝用と夜用のシートパック各7枚がセットになっており、1枚あたり美容液が25ミリリットル含まれている。14枚入り・1万3200円。同ブランドの公式サイトで販売されている。2月に開催された大型ファッションイベント「第32回 マイナビ 東京ガールズコレクション(TGC) 2021 SPRING/SUMMER」では同マスクのステージに出演。リアルとバーチャルを融合させた空間で、紗栄子さんが水面のランウエーを歩く演出が行われた。