柏木由紀子：坂本九の妻「あの頃、携帯電話があれば…」　36年前の事故の日を思う　「徹子の部屋」に出演

　女優の柏木由紀子さんが、6月9日に放送される黒柳徹子さんの長寿トーク番組「徹子の部屋」（テレビ朝日系、月～金曜午後1時）に出演する。柏木さんは、夫で俳優・歌手として活躍した坂本九さんへの思いなどを語る。

　36年前、航空機事故により43歳の若さで亡くなった夫・坂本九さん。柏木さんは、2人の娘も夫の年齢を超えたことから、坂本さんを「一番下の息子」のように感じてしまうと話す。

　事故の日は夏休みで、夫を送り出した後に娘たちとデパートに出かけていたという柏木さん。仕事が早く終わった夫も品物を受け取りに、同じデパートに出向いたことを後に知り、 「あの頃、携帯電話があれば連絡を取り合い、もう一度会えたのに……」と思ってしまうのだという。今は娘にそれぞれいる男の子の孫が誕生日を祝ってくれたり、一緒に運動したりしてくれ、毎回会えるのが楽しみだと語る。

　また柏木さんは、婚約した時に坂本さんから曲をプレゼントされて以来、互いに相手を思った曲を作り贈っていたという。昨年、久しぶりに娘と亡き夫を思った曲を作り、変わらぬ思いを歌に託すことができたと振り返る。生きていれば今年80歳の坂本さん。柏木さんは、夫のことを知ってもらうための活動は、自分の使命と思い続けていきたいと話す。