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前田敦子:秋元康が独立を後押し「背中をポンッと押してもらった」 初フォトエッセーのタイトルも「LINEでオファー」 

 女優の前田敦子さんが10月13日、自身初のフォトエッセー「明け方の空」(宝島社)を発売し、東京都内で刊行記念イベントを開催した。前田さんは、同書にもつづられている所属事務所からの独立について、アイドルグループ「AKB48」時代の恩師であるプロデューサーの秋元康さんから「『1人でやってみたら?』って背中をポンッと押してもらった」と後押しがあったことを明かした。

 現在30歳の前田さんは、芸歴16年目で「芸能界にいる方が長くなってきた」と思い、秋元さんに「『変化をしていくタイミングかなって思うんです』って相談した」という。「AKBにいた時は変化の連続だったので、それが染みついてしまってる部分はあるのかもしれないですね」と苦笑しつつ、「(AKB48の)卒業の時と同じような気持ちで、新しい一歩を踏み出してみたいなって思いました」と振り返った。

 今回のフォトエッセーのタイトルについても、「こういう時は『秋元(康)先生が考えてくれる』っていうのが、なぜか私の中にはいまだに染みついていて、自らLINEでオファーさせていただきました」と告白。「すぐに20項目くらいのタイトルを考えて送ってくださって、その中から、本を作っていく過程で選ばせていただきました」と話していた。

 また、これからどんな30代にしていきたいか聞かれると、「先輩たちから『すごく楽しい』って20代の時から聞いているので、これからどんな楽しいことが待っているのかなっていう、期待はすごく大きいです」といい、「この10年は、自分と向き合って成長する30代にしたい」と語った。

 同書は、AKB48を卒業し、およそ10年、30歳を迎えた前田さんの「ワーキングママ」としての“今”を伝える一冊で、仕事面をはじめ、結婚と出産を経てシングルマザーとして奮闘する子育て、生活観などプライベート、秋元さんやAKB48の同期生など、大切な人たちについてもつづっている。A5判、160ページで1540円。

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