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藤原紀香:「ジェッキー・チェンとのデュエット以来」のCD発売に驚き 「日本でCDを出すのは初めて」

 女優の藤原紀香さんが10月16日、東京都内で実施された、公開中の子供向け劇場版アニメ「劇場版オトッペ パパ・ドント・クライ」(飯塚貴士監督)の公開記念舞台あいさつに飯塚監督らと登場した。人気番組を初めて映画化したミュージカルコメディーで、声優を務めた藤原さんは、同作のサントラCDに自身が歌った曲が収録されると聞いて「ビックリしました。台湾ではジャッキー・チェンとデュエットしたことありますけど、日本でCDを出すのは初めて」と述べ、登壇者を驚かせた。

 同作は、2017年から放送されている子供番組「オトッペ」の初映画化作品。身の回りの音に耳を傾ける「聴察」をテーマに、世界一のDJを目指すシーナと、音から生まれたふしぎな生きもの「オトッペ」たちのへんてこな毎日を描いている。劇場版では、風のオトッペ・ウィンディが、謎の赤ちゃんオトッペ・リルと出会い、騒動を繰り広げる。藤原さんは劇場版の新キャラクターで「すいせいウタウーネ」の女王ウタウーネ16世の声を担当した。

 藤原さんは「難しいなと思ったのは、この映画のタイトルにもなっている『パパ・ドント・クライ』の歌を歌うとき。皆さんと一緒に歌うときはウタウーネ16世の声ですが、(同曲は)どんなテンションで歌っていいのか分からなかった。『これ、ウタウーネ16世の気持ちで歌うんじゃないですよね?』と聞いたら、『これは素で歌ってください』と。私はCDとか出したことがなくて、いつもお芝居で役が入って声を出していた。考えてみたら、お仕事で素で歌ったことがありません。素なんだけど何か(役が)入っていないと歌えないので、入れ込む役どころを意識しました。自分の中に葛藤があって、何回か歌わせてもらいました」と明かした。

 飯塚監督は、藤原さんについて「演技はもちろん、圧巻だったのは歌唱。情緒豊かに歌っていただいた。ミュージカルなどでご活躍されているからなのかな、と思っていました」と褒め称えた。

 イベントには、ウィンディ役の井口裕香さん、リル役の稲垣来泉ちゃんも出席した。

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