田中みな実：「結婚したくないという気持ちはない」　人生は「自由であっていいはず」と持論も

　フリーアナウンサーの田中みな実さんが10月19日、東京都内で行われた初主演映画「ずっと独身でいるつもり？」（ふくだももこ監督、11月19日公開）の完成披露試写会に出席。映画にちなみ、「今は、結婚したくないという気持ちはないし、しないと決めているわけでもない。本当に自分のペースで……。いい方がいれば、それはしたいと思います」と語った。

　この日田中さんは、自身が演じた主人公・本田まみとの共通点を問われて「私も20代後半の頃に結婚を一つの逃げ道として考えたこともあるなと懐かしく思い返した」とコメント。人生について「すごく自由であっていいはずなのに、たくさんの選択肢があっていいはずなのに、世の中的に決めつけられることが多い。周囲の雑音にとらわれてしまうことが多い」と持論を語った。

　映画は、おかざき真里さん作、雨宮まみさん原案のマンガを実写化。10年前に女性の幸せの価値を赤裸々につづったエッセーで一躍有名作家となった36歳、独身の本田まみ（田中さん）をはじめ、まみと同じ36歳の由紀乃役で市川実和子さん、“インスタ主婦”の彩佳役で徳永えりさん、パパ活で生計を立てる美穂役で松村沙友理さんも出演。異なる生きづらさを抱える4人が踏み出した小さな一歩とは……というストーリー。

　イベントには市川さん、松村さん、徳永さん、稲葉友さん、ふくだ監督も出席した。2020年に第1子を出産したふくだ監督は、ピンクの坊主姿で登壇。客席を見て「久々にこういう景色を見られて……」と涙ぐみ、「去年も自分の映画を公開したけど、舞台あいさつが一回もなくて、全部リモートだった。一回もお客さんの顔を見られなかった。でもやっぱり映画ってこうやんな。ほんまに、こういうふうにできて、うれしいです」と心境を吐露し、万雷の拍手を送られていた。