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男性ソプラノ歌手の岡本知高さんが、10月27日に放送される黒柳徹子さんの長寿トーク番組「徹子の部屋」(テレビ朝日系、月~金曜午後1時)に出演する。東京五輪の閉会式で「オリンピック賛歌」を歌い話題となった岡本さんは、世界でも珍しい男性ソプラノ歌手を目指したきっかけや両親とのエピソードを明かす。
岡本さんは、小学生の時にペルテス病という股関節の病気にかかり、1~4年生を自宅から片道3時間の場所にある養護施設で過ごした。その養護施設への行き帰りの自動車の中で、母親と歌を歌って寂しさをまぎらわせたことが人生を決めたという。
ガソリンスタンド勤務の父と農協勤務の母は、東京の音楽大学への入学も、パリの音楽院への留学も二つ返事で了解してくれたという。
そんな岡本さんは、オペラ出演の依頼には「興味はない」という。ジャンルや洋の東西にこだわらず「近所のお年寄りでも共感できる歌詞の歌」だけを歌っていきたいと話し、その思いを明かす。