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田中みな実:お尻の“野放し”に待った! ガードルをはいて「年齢と重力に美しくあらがいましょう」

 フリーアナウンサーの田中みな実さんがプロデュースしたガードル付きのムック「田中みな実×PEACH JOHNファーストガードルBOOK」(講談社)が発売された。30歳を迎えたころ、下着美容研究家・湯浅美和子さんから「ブラジャーはするのに、お尻は野放しでいいの?」と言われたことをきっかけに、ガードルの必要性を見つめ直すようになったという田中さんがこのほど会見し、自身のガードル挫折体験などについて語った。

 「ガードルを履き始めてからファッションの幅が広がった」という田中さん。「シルエットがゆったりしている服や、とろみ素材のワンピースなどでも、歩く、階段を上る、拾うといった日常の動作をするたび、ショーツの線がクッキリ浮き出るケースが多いんです。最も響かないのはTバックをはくことですが、抵抗があるという方も多いはず。でもTバックの上からガードルをはけば普通のショーツをはいているのと同じです」

 「ファーストガードル」と銘打っていることもあり、ガードルをプロデュースをするにあたって「初めてガードルをはく方にとって、トラウマにならないようなガードルにしたいと思った」と振り返る。それは、自分が初めてガードルをはいた際に「挫折した経験があるから」だという。

 「私が初めてトライしたときは、多少窮屈な方が効果が出るんじゃないかと思って、締めつけが強いハードな素材のガードルを選んでしまった。でも結局、たった数回はいただけだったどころか、ガードルに対してマイナスイメージを抱き始めるように……。だからこそ、初めてはいた方が『今までのガードルのイメージとはちょっと違うな』と感じていただけるようなものにしたかったんです」と履き心地にこだわった。

 同ムックに付くガードルは、ラベンダーカラー。色の選択にも、田中さんの強い思いが込められている。

 「『たとえどんなに可愛いデザインだったとしても、ベージュのガードルにはどうしても抵抗がある』という方も多いと思うんです。でもきっとラベンダーなら『部屋に干してもいいか』『はいてもいいか』と思っていただけるのではないかと考えました。実はグレージュに近い色味のラベンダーカラーはすごく優秀で、ベージュと同じくらい透けないんです。白いパンツの日は、私もラベンダーのガードルを愛用しています」

 「すべての美容は自分を知ることから始まる」という持論を持つ田中さん。「お尻の悩みって普段あまり人に話すことでもないですし、多少コンプレックスがあっても長めのトップスやゆったりしたサイズのパンツで隠せばいいやと思いがちですよね。後回しにしてしまうからこそ、お尻の悩みを解消できるような、お尻本を作りたかった」と、同ムックにはお尻について知ることができる「1冊丸ごとおしりブック」がセットになっている。

 自身がプロデュースしたガードルについて「20歳くらいになったら『ファーストガードルを買いに行こうよ』って友達と一緒にお店に探しに行ける、そんな長く愛されるロングセラー商品になれば」と願い、「皆さん、ガードルをはいて、年齢と重力に美しくあらがいましょう!」と呼びかけた。

(取材・文/渡邊玲子)

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