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2021ミス・インターナショナル:日本代表は佐賀県出身の松尾綺子さん いじめ経験から「誰かの希望になれる存在になろうと」

 世界3大ビューティーコンテストの一つ「2021ミス・インターナショナル」の日本代表選出大会が11月30日、東京都内で開催され、佐賀県出身の翻訳業、松尾綺子(まつお・きこ)さん(22)が日本代表に選ばれた。受賞後に取材に応じた松尾さんはコンテストに応募した理由を聞かれると、いじめを受けた経験を明かし、「私のようにいじめを経験した人ですとか、苦しい思いをされている方々が、私の姿を見て、少しでも生きようと思ってくださったらという気持ちで参加させていただきました」と語った。

 松尾さんは身長169センチ。体のバランスの美しさ、気品のある立ち姿や歩き姿、華やかな笑顔など多くの点が評価され、同大会のグランプリに輝き、「移動など大変なこともいろいろありましたけれども、ファイナリストの方々や関係者のみなさんと過ごした日々は本当に忘れがたく幸せな日々でした」とコメント。

 「誰かの希望になれるような存在になろうと日々精進してまいりました」と話し、「各地に出向いた時に直接地方の方々にお会いしてお話を聞けることがすごく楽しみでして、そこでの出会いはすごく大切なもの。その人の心も私の心も温かくなると思います」と今後の活動に期待を寄せた。

 ミス・インターナショナルは、ミス・ワールド、ミス・ユニバースに並ぶ世界3大ビューティーコンテストの一つで、1960年に誕生して2021年で61回目を迎える。2012年に吉松育美さんが世界大会で優勝し、日本人初のミス・インターナショナルに輝いている。この日の日本代表選出大会には書類審査、予選会、トレーニングを経た39人が出場し、着物、水着、ドレス、スピーチ審査などに臨んだ。

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