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吉岡里帆:「ベストドレッサー賞」受賞で「とても光栄」 今後は「力強く背中を押されるような作品」を残せる役者に

 女優の吉岡里帆さんが「第50回 ベストドレッサー賞」の芸能部門に選出され、12月2日、東京都内で行われた授賞式に出席した。肩を出した黒のドレス姿で登場した吉岡さんは、「歴史のある華やかな賞で、とても光栄に思っております、うれしいです」と受賞の喜びを語った。

 ドラマ、映画、舞台と幅広く活躍している吉岡さんは、普段意識していることとして、「デビューしてから役を選ばないと言いますか……どんなジャンル、役柄でも『やってみないか』と声をかけてもらったら、全力で誠心誠意挑むという姿勢を意識して選びましたので、これからもその姿勢を貫いて一つ一つ丁寧に務めたいなと思います」と心境を明かした。

 また、今後について聞かれると「最近、心の変化が少しありまして、『一生懸命』ってすごく大切なことで基本だと思うんですけど、一生懸命だけではなくて、楽しんでいただきたいという……ちょっとウィットに富んだ気持ちというか、明るい気持ちになっていただきたい、そういう思いが年々強くなっていますので、『楽しんでいただく』そういう意識を持って、これからも仕事を務めたいなと思います」と意気込みを表現。続けて「こういうご時世になって、前向きになれる作品、力強く背中を押されるような作品を残せるような役者でいたいなと思っております」と語った。

 「ベストドレッサー賞」は、1972年に日本メンズファッション協会によって設立。ファッションセンスがあり、ユニークかつ個性的な人物や、ライフスタイル全体におしゃれ感の漂う人物などを幅広い観点から選出している。

 今年は芸能部門で吉岡さんと俳優の田中圭さん、政治・経済部門でビームスの設楽洋社長、学術・文化部門で作家の伊集院静さん、スポーツ部門で車いすバスケットボールの鳥海連志選手、インターナショナル部門でサンマリノ共和国特命全権大使のマンリオ・カデロさん、特別賞でフリーキャスターの草野仁さんが受賞した。

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