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初めてのフォトエッセー集「穴があったら入ります」の発売記念イベントを行い会見した高畑充希さん
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初めてのフォトエッセー集「穴があったら入ります」の発売記念イベントを行い会見した高畑充希さん

高畑充希:「オンとオフがめちゃくちゃ激しいタイプ」 初エッセー発売で「うれし恥ずかしい」と胸中明かす

 女優の高畑充希さんが2月11日、東京・渋谷のファッションビル「渋谷PARCO(パルコ)」4階の展示スペース「PARCO MUSEUM TOKYO」で、初めてのフォトエッセー集「穴があったら入ります」(PARCO出版、2月28日発売)の発売記念イベントを行い、会見した。エッセーの発売を「めちゃくちゃ恥ずかしい。うれし恥ずかしい」と表現。「初めて文章というものをちゃんと書きました。こんな私のつたない文章を、見てもらう日になってしまったという恥ずかしさと、どうしようというパニックもある」と胸中を告白した。

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 オファーを受けたのは、新型コロナウイルス感染症の感染拡大が始まった2年弱前だという。執筆を振り返って「めちゃくちゃ大変でした。軽い話を書くだけでこんなに大変なのかと。すごく難しくて大変な日々でした」とコメント。「私がズボラな人間で、何かと言い訳をつけて『明日にしよう、明日にしよう』と言っていたら1カ月たったこともあった。自分の怠けたい心との戦いでした」と話した。

 また自身について「役をもらってみなさんの前に出ている私と、プライベートの私にすごく大きな壁がある。オン・オフがめちゃくちゃ激しいタイプなんです」と明かし、エッセーは「役でもないけど、100%の本当の自分でもない。その隙間の微妙なところで書いていました」と説明。コロナ禍で自分と向き合う時間が増えたことで「最初は外向きだったけど、最後の一本を書いたときは自分の内向きに近づいてきている感じがしました」と話した。

 さらに「私、すごく飽きっぽいんです。物事を続けることがすごく下手くそ」とも告白。「でも、この本に関しては完成させなきゃというのがあったので、コツコツ文章を書くとか、皆にコツコツ相談するとか、ちょっとだけコツコツできるようになったと思います」と成長を実感した様子だった。

 今後の執筆活動について聞かれると「ないです。いったん燃え尽き症候群です」と即答。小説の執筆はどうかと提案されると「演じるので精いっぱい」と笑いつつ、「人に流されて、新しい自分に出会えることが多い。今は文章との付き合い方も人に流されようかなと思います。書くかもしれないですし、書かないかもしれないです」と含みを持たせた。

 同書には、高畑さんの未公開のエッセー16編を掲載。写真は北海道や名古屋で撮り下ろした。北海道ではヘアメークやスタイリストなしの私服姿で釧路から根室まで旅をし、名古屋では高畑さんが大好きな古着店をめぐった。A5判、208ページ。2200円。

 12~28日に「PARCO MUSEUM TOKYO」で同書の発売を記念した展覧会「穴があったので、入りました」を開催。同書未収録の写真を中心に構成し、映像作品も展示する。同書の先行販売やオリジナルグッズの販売もする。入場料は700円。小学生以下は無料。

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