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伊原六花:「丁寧な暮らし」が永遠のテーマ 南部鉄器で朝は梅白湯 夜はハーブティー インタビュー前編

 “バブリーダンス”で話題となった大阪府立登美丘高校ダンス部の元キャプテンで、女優として活動する伊原六花(いはら・りっか)さんが、3月20日に3冊目の写真集「R(ルート)22」(ワニブックス)を発売した。22歳になり、美容は「インナーケアを重視する」という伊原さんに、日ごろ心がけていることや撮影に向けての食生活、体作り、バブリーダンスを踊った高校時代について聞いた。

 ◇「自分の体や心を気づかえる人っていいな」

 朝起きると、まず岩手の工芸品「南部鉄器」でお湯を沸かす。「南部鉄器でお湯を沸かして飲むと鉄分も一緒にとれると聞いて、ずっと欲しいと思っていたところ、メークさんにいただきました。白湯(さゆ)のまま飲んだり、梅干しを入れた梅白湯にしたりして、毎日続けています」

 「自分のなかで『丁寧な暮らし』が永遠のテーマなんです」と伊原さん。「朝から白湯のために鉄瓶でお湯を沸かすって、余裕がないとできないなと思うんです」と語る。そのほかにも、寝る前はハーブティーを飲み、家には観葉植物や花を飾る。入浴剤にはエプソムソルト(硫酸マグネシウム)やクレー(泥)を使うなど、次々と生活のこだわりが出てくる。

 「丁寧な暮らし」を心がけるようになったのは「単純にすてきだなと思ったんです」と話す。「自分の体や心を気づかえる人っていいなと感じて。それって知識があるからできることだと思うんです。知識がないと、体調が悪くても理由がわからないし、体調が悪いことにすら気づかないかもしれない」

 共演者やメーキャップアーティストらと美容の話をするのが好きで、聞いた情報を一度は自分で試してみるという。「最近はブルーグリーンアルジーが体にいいと聞いてそれを飲んでいます。藻の一種なんですけど、緑色だから『何飲んでるの?』って聞かれることが多くて。『藻です』って、説明するのが難しいんですけど(笑い)」

 ◇食事は午後6時までに トレーニングはYouTubeを参考に

 写真集の撮影前は体づくりのため、午後6時以降は食事をしないというルールを守った。「少し遅めにお昼を食べると、意外と6時以降もおなかがすかないので、あまりストレスはたまりませんでした。その代わり、お昼は好きな物をがっつり食べます。もともとラーメンやパスタ、パンより、ご飯やみそ汁など和食、サツマイモ、フルーツをよく食べていました。

 こう言うと、すごくヘルシーな食生活に聞こえるんですけど……お菓子が好きなんですよ。ご飯かお菓子か、一生どちらかしか食べられないならお菓子がいいぐらい。それでも撮影前1カ月半ぐらいは我慢していました」

 今回の写真集では水着のカットも多いため、「『ここを鍛えよう』みたいな、部分を意識して筋トレしました」と話す。「足は筋肉があるほうなのでマッサージしてほぐして、二の腕やおなかを重点的に鍛えました。二の腕から背中を引き締めると、耳の後ろあたりから鎖骨にかけてある胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)という筋肉が引き締まるらしいんです。なので、両手を広げて円を描くように回して背中を動かすトレーニングをよくしていました」

 自宅でトレーニングすることが多く、「YouTubeでは『momomi』さんや『ひなちゃんねる』さんの動画を参考に、お風呂に入る前に筋トレをして、お風呂上がりにストレッチをやっていました」と振り返る。

 ◇撮影は思い出の地で 「自分にとってグッとくる写真集に」

 写真集の撮影は、第二の故郷である和歌山県・南紀白浜や東京都内近郊で、2020年秋から約1年かけて行われた。「子供の頃は、家族で夏によく白浜で過ごしていました。白浜の近くの龍神村というところにおじいちゃんが住んでいたので、そこにも行って川でバーベキューをしていました。白浜で撮影したときに、『龍神村にも行かせてください』って頼んで、予定にはなかったのに車で寄ってもらいました。昔おじいちゃんが住んでいた家や、遊んだ場所をめぐって、そこでも撮影したので、自分にとっていろいろな思い出がよみがえって、グッとくる写真集に仕上がっています」と語った。

 写真集「R22」はB5判、112ページ。3080円。

<プロフィル>

 いはら・りっか 1999年6月2日、大阪府生まれ。2018年に芸能活動をスタートし、同年連続ドラマ「チア☆ダン」(TBS系)で女優デビュー。2019年にNHK連続テレビ小説「なつぞら」などに出演。YouTubeチャンネル「伊原六花のSTEP & GO」では、さまざまな楽曲に合わせて踊ったり、日常生活を紹介したりしている。

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