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女優の杏さんと俳優の坂口健太郎さんが、7月スタートのフジテレビ系“月9”ドラマ「競争の番人」(月曜午後9時)でダブル主演を務めることが、このほど分かった。杏さんは髪を20センチ程カットして同ドラマに臨んでおり、「まずは、新しいことを始めるのに、今までにお見せしてきた私へのイメージを一度なくして、新しい役として見ていただくために髪をカットしました」と説明している。
ドラマは、現在放送中の月9ドラマ「元彼の遺言状」の原作者でもある作家・新川帆立さんの最新刊「競争の番人」が原作。公正取引委員会を舞台とした “凸凹バディのエンタメ・ミステリー”。坂口さん演じる天才で理屈っぽくひねくれ者の小勝負勉(こしょうぶ・つとむ)と、杏さん演じる実直で感情のままに行動する元刑事の白熊楓(しろくま・かえで)が、公正取引委員会・第六審査、通称“ダイロク”の職員として活躍する姿を描く。2人は独占禁止法に関わる違反行為を取り締まる「競争の番人」として、談合やカルテルなど不正を働く企業の隠された事実をあぶり出していく……というストーリー。
坂口さん演じる小勝負は、20歳で司法試験に合格。東大法学部を首席で卒業後、どの会社・官庁にでも就職できたのに、あえて公取委に就職したことで、まわりからは「もっといいところに入れたはずでは?」と度々疑問を投げかけられる。本人は公取委で働くことにこだわりがあるようで「弱くても、戦わなきゃいけない」とどこか狂気じみた使命感を燃やす。他の審査官とは違う独特の視点や洞察力がある一方、人とは違う調査の仕方で周囲からは変わり者と思われている……という役どころ。
そんな小勝負の身勝手な行動にいつも振り回されるのが、杏さん演じる白熊。理屈っぽい小勝負とは性格や考え方など、何もかもが正反対。男勝りな性格で、警察官の父に憧れて自らも警察官に。しかし、ある事件で犯人を目前で取り逃がしてしまい、そのことが問題視され公取委への異動を命じられる。異動して早々に、公取委が他の官庁に比べて「弱小官庁」だと説明され、その実態に驚きながら、個性豊かな“ダイロク”のメンバーと共に企業の不正を暴こうと奔走する。
杏さんと坂口さんは映画「オケ老人!」(2016年)で共演しているものの、ドラマでの共演は今回が初。杏さんは坂口さんとの共演について「映画での共演はありましたが、タッグを組むようなお芝居をするという意味では初めてです。小勝負と白熊の関係も自分たちとかけ離れたイメージを持ち込むことなく、自然な感じで出来ていますし、年齢も近いので、考え方などにギャップを感じることもなく、一緒に演じるのは楽しいですね」とコメント。「フジテレビのスタジオに帰ってくるのも本当に7年ぶりでしたので、社会情勢もこの7年でガラッと変わった中で、また月9というエンターテインメントをみなさまに届ける枠に戻ってくることができたのはすごくうれしいし、演じる意義みたいなものを感じています」と思いを明かした。
一方、坂口さんは「身が引き締まるというのはどの作品も同じなのですが、“月9枠で杏さんとW主演”というのは、もう一段上の気合が入った感じがします」と話し、「今回、公正取引委員会の話だと伺った時は、正直良くわかりませんでした。もちろん、公正取引委員会という名前を聞いたことはありますが、弁護士ものや警察ものとは違いそうですし……。一体、どういう話になるんだろう?と思いましたが、台本をいただいて一読したら、ものすごく面白い話だったので、楽しく撮影に臨めそうだなと思いました」とコメントしている。