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池田エライザ:ドロンジョ役でドラマ主演 ショートパンツの“格闘技スタイル”公開

 女優の池田エライザさんが「タツノコプロ創立60周年記念『WOWOWオリジナルドラマ DORONJO/ドロンジョ』」で主演を務めることが、このほど明らかになった。アニメ「タイムボカンシリーズ ヤッターマン」のキャラクター、ドロンジョの過去を新しい視点から解釈しドラマ化した作品で、池田さんは主人公の泥川七音(どろかわ・なお)、のちのドロンジョ役を演じる。池田さんはWOWOWの連続ドラマ初出演にして初主演となり、秋から放送・配信される。

 公開されたキャラクタービジュアルには、池田さんがショートパンツ姿でグローブをはめた“格闘技スタイル”で、脚には無骨な機械式の“義足”を装着した姿が写し出されている。

 アニメ「タイムボカンシリーズ ヤッターマン」で、正義の味方・ヤッターマン1号、2号と対峙(たいじ)する、キュートでセクシー、そして少し間抜けで憎めない敵役として知られるドロンジョ。今作では、そんなドロンジョの知られざる過去や壮絶な生きざまを通して「正義と悪」という命題を描くダークエンターテインメントとなる。

 池田さんが演じる主人公・七音は、貧しく過酷な環境下で自分を勝負の道具のごとく酷使していくという役どころ。七音が自分の存在価値を唯一見いだせるのが、肉体同士が激しくぶつかり合う真剣勝負の闘いの場だった。そんな彼女の身に、次々と悲劇が訪れ……と展開する。池田さんは“切なく、泥くさく、美しい”新しいドロンジョを演じるという。

 池田さんは演じた七音について「役柄に向き合う日々は、心身共に過酷の連続でした。生きるために戦う。それが正義か悪かなど考える余地もない。追い詰められた七音に寄り添う過程で簡単なことなど何一つありませんでした。戦いの場に上がる時も、絶望の淵に立たされた時でさえも、心の中で轟轟と燃える七音の闘心はきっと誰かに希望を与えてくれると思います」と振り返り、「生きる意味を考えすぎてしまうこの世の中で、本能むき出しで明日に向かって足がいていくこのキャラクターを演じることができてとても幸せでした」とコメントしている。

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