安藤桃子監督：安藤サクラの姉　高知での生活や制作に向かう姿に密着　父・奥田瑛二、母・安藤和津の姿も　「セブンルール」出演

　女優の安藤サクラさんの姉の安藤桃子監督が、8月2日放送のドキュメントバラエティー番組「7RULES（セブンルール）」（カンテレ・フジテレビ系、火曜午後11時）に出演する。高知県に移住し、映画を撮る方法を模索し続けた安藤監督に密着する。予告動画には、8年の歳月を経て再び映画を撮るために動き出した安藤監督が「8年間の尊い経験がそのまま表現されると思います」と語る様子のほか、父で俳優の奥田瑛二さん、母でエッセイストの安藤和津さんの姿も映し出される。

　安藤監督は高校時代よりイギリスに留学し、ロンドン大学芸術学部を卒業。 その後、ニューヨークで映画作りを学び、8年前、自身初の長編小説「0.5ミリ」で監督・脚本を手がけ数々の賞を受賞。国内外で高い評価を得たが、それ以降、映画は撮っていない。番組では40歳という節目の年を迎え、安藤監督が映画製作の新たな一歩を踏み出すまでに密着する。

　安藤監督が住んでいるのは「0.5ミリ」のロケ地となった高知県。撮影で現地の人々の温かさに触れ8年前に移住したが、同時に「高知の自然を見た時に『これは撮れない』っていうことだけ知った」と壁にぶつかり、本業の映画製作からは遠ざかっていった。しかし一方で、地元で開催される「オーガニックフェスタ」の実行委員長を務めるほか、自身が立ち上げた異業種集団「わっしょい！」では大豆を育て、地域一体となってみそ作りをするなど、精力的に活動を続けている。

　これらは一見、映画とは何の関係もないように思えるが、安藤監督にとってそれらはすべて、映画作りの一部だという。映画を撮っていない間も、常に映画監督としてのフィルターで自然や人々と触れ合ってきた。移住後は、結婚・出産・離婚を経験し、シングルマザーとして娘と2人で暮らす家には、時折、父・奥田さんと母・和津さんが訪れる。そこには、安藤家ならではともいえる子育て論と、娘の生活を見守る姿があった。

　「何に向かって進みたいかっていうことが明確になっていく感覚が今」と、新たなスタートに立った安藤監督の七つのルールに迫る。