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女優の上野樹里さん主演で2019年と2020年に放送されたフジテレビの“月9”ドラマ「監察医 朝顔」のスペシャルドラマ「監察医 朝顔2022スペシャル」が9月26日午後9時から放送される。同ドラマはこれまで東北各地で撮影を行っており、今回のは岩手県陸前高田市で撮影。上野さんが演じる法医学者、万木朝顔(まき・あさがお)の家族が三陸鉄道のホームに勢ぞろいし、楽しげにバンザイをする写真が公開された。劇中には同市で3年ぶりに開催された七夕まつりも登場する。
上野さんは「陸前高田市へは、以前、自分でホテルもチケットも予約して行く気満々で準備をしていたのですが、コロナ禍になっていけなくなってしまい、それ以来の再訪です」と同市への思いを明かした。
また七夕まつりについて「撮影しながら、有名な山車を実際に見ることができるので楽しみにしていました。お祭りはその土地のとても大事な文化ですし、たくさんのエネルギーが集って活気が生まれる。その土地の皆さんが大事にしてきた場所だからこそ、それぞれのコンセプトがあって、神様に向けて感謝の気持ちを表しているのだと思います」と話した。
ドラマは、マンガ誌「漫画サンデー」(実業之日本社、現在は休刊)で連載された作・香川まさひとさん、画・木村直巳さん、監修・佐藤喜宣さんのマンガが原作で、設定をアレンジした。
東日本大震災で母が行方不明となった新米法医学者の万木朝顔(上野さん)と、朝顔の父でベテラン刑事の万木平(時任三郎さん)がかたや解剖、かたや捜査で遺体の謎を解き明かしながら、遺体から見つけ出された“生きた証し”で、残された人たちの心を救っていくヒューマンドラマ。2019年7~9月に第1シーズンが、2020年11月~2021年3月に第2シーズンが放送された。
今回のスペシャルドラマは第2シーズンラストの翌年の夏が舞台。東日本大震災以降、母・里子(石田ひかりさん)の遺体と“生きた証”を探し続けた朝顔と平は、里子の遺体の一部と対面を果たした。次女も誕生し、にぎやかな日常を過ごす朝顔一家だったが、朝顔は育児や認知症が進行した平の様子に心が落ち着かないでいる。
そんな折、朝顔たちのもとへ、同時にひき逃げされたとみられる男女の遺体の解剖依頼がくる。この出会いが、朝顔の人生に大きな影響を与えることに……というストーリー。