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プロフィギュアスケーターの荒川静香さんが9月22日、青山学院大学(東京都渋谷区)で開催された、プーマ ジャパンのイベントに出席した。同大の女子学生および同大陸上競技部の短距離ブロック部員を対象に行われ、特別課外授業と銘打って開催され、ゲスト講師を務めた荒川さんは、結婚、出産を経て現役に復帰し、第一線で再び活躍する女性アスリートについて「本当にすごい」と称賛した。
荒川さんは2006年に開催されたトリノ五輪でアジア人初のフィギュアスケート女子シングル金メダルを獲得。2013年12月に結婚。2014年11月に第1子、2018年5月に第2子を出産した。
出産後は体の変化に加え、「子供と歩み始める人生のなかで、時間の使い方が大きく変わっていく」とコメント。「これまでトレーニングに割いていた時間も変えていかないと生活が進んでいかない。そこで選手キャリアをつづけられるかどうか変わってくると思います」と考えを語った。
また、「変化した体に向き合うことは、自分のために時間を使えばできるんですけど、自分のために使える時間が極端に減るのが育児・子育ての難しさ。環境が整えばできるかもしれないと思うけれど、どう整えるかが大きな課題。それもありながら競技レベルをトップレベルにもっていくことができる方はどう過ごしているのかな」と話した。
さらに、「子供がいたり家族が増えたりすることで、気持ちの切り替えがうまくできるようになるのは、競技においてプラスに働くのでは。一緒に喜びや苦しみを分かち合うことができる人が、大きな支えになるということもあるかもしれないですね」と語った。
この日のイベントは、プーマ ジャパンが女性たちをエンパワーメントすることを目的としたグローバルキャンペーン「SHE MOVES US~私たちが今を変える~」の一環として開催された。女子フィギュアスケートの樋口新葉選手、フィットネスプロデューサーのAYAさんも出席した。