世界大会「ミス・ワールド2022」に出場する日本代表を選出するコンテスト「ミス・ワールド・ジャパン2022」の日本大会が9月22日、東京都内で開催され、富山県出身の山口佳南(かな)さん(24)がグランプリに選ばれ、取材に応じた。スポーツ部門の1位にも選ばれた山口さんは「いまは地元の富山県の教育委員会と連携して、子供たちの体力低下問題を解決するための新規事業に携わっています。コロナ禍で体力が低下している子供たちに、体育の楽しさ、スポーツの魅力を伝えたい」と語った。
山口さんは1998年4月16日生まれ、身長160センチ。モデル、タレントで、準ミス・ワールド2020日本代表も務めた。今回、姉の山口真由さん(26)とそろってファイナリストに選ばれ、注目されていた。姉妹がそろって同じ年のファイナリストに選出されるのは初めてだった。
教師になるのが夢だったが2年前、教員採用試験とミス・ワールドの予選が重なり、ミス・ワールドへの挑戦を優先したといい、「グランプリを取る瞬間を毎日イメージしていました。うれしい気持ちでいっぱいです。家族に感謝を伝えたい。特に、姉妹で出場したこともあり、いちばん近くで支えてくれていた姉に感謝しています」と話した。
また、「自分は才能がないと思っているけれど、どこまでも挑戦し続けることには自信がある。子供たちに、挑戦した先にしか見えない世界を見せたいと思います」と力を込めた。
「ミス・ワールド」は、「美に集まる力を社会貢献に生かす」ことを目的に1951年にスタートし、今年で72回目。ミス・ユニバース、ミス・インターナショナルと並び「世界3大ミスコンテスト」と呼ばれている。今回は7107人の応募の中から、33人がファイナリストに選出。1人は途中棄権、1人はこの日の大会を欠席した。