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世界3大ビューティーコンテストの一つ「ミス・インターナショナル」の世界大会が12月13日、東京ドームシティホール(東京都文京区)で開催され、66人の各国・地域の代表の中からドイツ代表で大学生のジャスミン・セルバーグさん(22)さんがグランプリに選ばれ、「2022ミス・インターナショナル」の座に輝いた。日本代表でジャーナリストの松尾綺子さん(23)は「ミス五大陸」の一人に選ばれた。
クラウンを贈られたセルバーグさんは、「今の気持ちは説明できません。美しく素晴らしい新しい“姉妹”という、永遠に一緒に歩いてくれる仲間ができました。日本に来たときは、ただ楽しい思い出を作ればいいと思っていたのですが、人生の忘れられない思い出になりました。自分を信じてあきらめなければ何でもかなうということを、ここにいる65人の“姉妹”とともに達成できたことをうれしく思います」と喜びを語った。
また、「ドイツでは日本のポップカルチャーが人気で、アニメやマンガで育ってきました。日本に来るのが夢だった。さらに大人としての夢まで実現できるとは思っておりませんでした」とコメント。「私を信じてくれた家族、ここにいる“姉妹”の皆さん、私自身も気づかなかった自分の中にある力を気づかせてくれてありがとうございました」と感謝を口にした。
2位はカボベルデ代表で通訳業、モデルのステファニー・アマドさん(23)、3位はペルー代表で女優、モデルのタチアナ・カルメルさん(28)、4位はコロンビア代表で大学生のナタリア・ロペス・カルドナさん(23)、5位はドミニカ代表で大学生、モデルのセリーヌ・サントス・フリアスさん(22)だった。
「ミス五大陸」は各代表同士の投票によってヨーロッパ、オセアニア、アメリカ、アフリカ、アジアの各大陸の代表を選出。日本代表のほか、カボベルデ代表のアマドさん、フィンランド代表で大学生のアンナ・メリマーさん(25)、ニュージーランド代表でプロジェクトリーダー、システム開発のリディア・スミットさん(25)、アメリカ代表で自己啓発講師のコリン・ステラキスさん(25)が選ばれた。
ほかに、自国の民族衣装を最も魅力的に披露した代表に贈られる「ベスト ナショナルコスチューム」はウズベキスタン代表でモデルのニギナ・ファクリディノワさん(23)、水着姿で磨き上げられたフィジカルとたたずまいで魅了した代表に贈られる「ベストスイムスーツ」はイギリス代表でモデル、女優で、起業家のエヴァンジェリン・エルチマナーさん(21)が選ばれた。
ドレスの着こなしが最も美しかった代表に贈られる「ベスト イン イブニングガウン」はペルー代表のカルメルさん、SNSなどでミス・インターナショナルの魅力を最も発信した代表に贈られる「ミス フォトジェニック」はエクアドル代表でモデル、アナウンサーのバレリア・グティエレスさん(23)が選ばれた。
ミス・インターナショナルは、ミス・ワールド、ミス・ユニバースに並ぶ世界3大ビューティーコンテストの一つで、1960年に誕生して今年で60回目。2020、2021年はコロナ禍で世界大会が開催されず、今回が3年ぶりの開催となった。民族衣装をモチーフにしたコスチューム、水着、ドレスの審査、英語のスピーチを経てグランプリを決定した。2012年には吉松育美さんが世界大会で優勝し、日本人初のミス・インターナショナルに輝いている。