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ミス日本:グランプリはアナウンサー志望の吉岡恵麻さん 目標は日テレ・藤井貴彦アナ “古典推し”の一面も

 「第55回ミス日本コンテスト2023」の最終審査が1月23日、東京都内で行われ、兵庫県出身、関西学院大学社会学部2年の吉岡恵麻さん(20)がグランプリに輝いた。アナウンサーを目指しているといい「言葉の一つ一つが心に刺さる、日本テレビの藤井貴彦さんが憧れ。藤井さんのような言葉選びができるように私も頑張りたい」と話した。

 趣味は神社仏閣巡りと古典を読むこと、特技が百人一首という“古典推し”。応募のきっかけの一つは、同大会のファイナリスト向けの勉強会の中に、能楽師・櫻間右陣(さくらま・うじん)さんによる能や能の所作の勉強会があったことだという。

 テレビ番組を通じて神社仏閣に興味を持ったことから、自身も同様の番組に出演したいと考えている。

 受賞した今の気持ちを聞かれた際には、百人一首にもある「ながらへば またこのごろや しのばれむ 憂しと見し世ぞ 今は恋しき」を暗唱。「長く生きていればきっとつらいことも乗り越えられるときが来るという意味。今回参加して、自分ができないことに思い悩んだこともありましたが、グランプリという素晴らしい賞をいただけた」と話した。

 好きな古典は「平家物語」。「『木曽の最期』が大好き。木曽義仲と言われた源義仲は、討たれる直前まで部下であり異母兄弟のことをずっと心配していた。そういう兄弟愛とか家族愛が伝わってきます」と答えた。

 「ミス日本コンテスト」は内面・外見・行動の三つの「日本らしい美しさ」を磨き、社会で活躍することを後押しする美のコンテスト。容姿だけでなく心の持ちようや社交性など幅広い人間性を問う。1950年から開催され、これまでに女優の山本富士子さんや藤原紀香さんらを輩出している。この日の最終審査では、13人のファイナリストが着物審査、ドレス審査、スポーツウエア審査に挑んだ。

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