安野モヨコ：「美人画報」シリーズが20年の時を経て電子書籍化　人気の美容イラストエッセー　「本当に悩んだ」と迷いも告白

　人気マンガ家の安野モヨコさんが、月刊美容誌「VOCE（ヴォーチェ）」（講談社）に1998年から連載していた美容イラストエッセーをまとめた「美人画報」シリーズ3冊を抜粋、再構成し、新たな描きおろしを加えた「美人画報ベスト」（同）がこのほど、電子書籍で発売された。

　「美人画報」は同誌の名物連載で、シリーズ累計129万部の大ヒット作。その中の49編に描き下ろし2編を加えた。描き下ろしは「ついに50歳に……思えば遠くまで来たものです。なってわかる、似合うもの似合わなくなったもの」ほか。428ページ。1650円。

　安野さんはメディアプラットフォーム「note」の2月23日付の投稿で「本当に悩んだ」と今回の電子版への迷いをつづった。当時とは情報も考えも変わっていることなどを理由に挙げつつ、それでも出版することになった心境の変化や、読者への感謝の気持ちも明かしている。