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君島十和子:還暦まであと3年 「つらかったことも楽しかったことも、まだホカホカ」

 美容家の君島十和子さんが4月22日、東京都内で、ライフスタイル本「アラ還十和子」(講談社、4月20日発売)の発売を記念するトークイベントを行った。上品な純白レースのトップスとスカートを身に付けた君島さんに、会場からは「本当におきれい……」とため息がもれるほど。今年57歳の君島さんが、悩んで迷ってつまずきまくった子育て時代や、若さ以外で勝負する大人の女性の“今”と“これから”についてを語った。

 君島さんは、攻めたタイトルをつけた理由を聞かれると、「もうアラフィフではないし、まだ還暦ではない」と回答し、「つらかったことも楽しかったことも、まだホカホカの状態で記憶に残ってる。そんな世代を指す言葉が“アラ還”。この世代だからこそ、お伝えできることがたくさんあると思って」と説明。

 さらに「真っただ中でもがいている方には、『このしんどさは永遠じゃないよ』と教えてあげたいし、同じ世代を生きている方には同志のように『がんばったよね、私たち』と伝えたい」と話した。また「アラ還だからこそ、丸裸な自分をお見せすることができる。それを表現したくて」と発売に至るまでの気持ちを語った。

 そしてファンからの質問で「子育てをする上で大変だったことは」と聞かれると、君島さんは「姉妹でも一人一人性格が違います。長女の成功例がそのまま次女に通じると思ったら大間違いでした。だからこそ、それぞれの声をしっかり聞くことが大事」と振り返った。

 また「還暦まであと3年。その後の人生設計は」との質問には、「還暦になったら、もっともっと“ターボ”がかかるような気がしています。子育ても終わりましたし、つらいことや大変なことを経験したことでメンタルも強くなれました。人生100年時代ですし、もっともっとチャレンジしていきたいですね」と語った。

 ライフスタイル本「アラ還十和子」は、君島さんの美を支えるポリシーをはじめ、“おうちごはん”のレシピや愛用の掃除グッズなどを公開。仕事や家族、友達への思い、生き方などを素直な言葉でつづり、年齢を重ねてもなお輝き続ける理由をひもとく。A5判、144ページ。1760円。

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