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綿矢りさ:7歳の息子を持つ母 親の特権は「子どもが忘れ去っていく思い出を覚えていられること」 夫への思いも

 7歳の息子を持つ母でもある、芥川賞作家の綿矢りささんが、母親たちの憧れや目標となる人を選出・表彰する「第15回ベストマザー賞」を文芸部門で受賞し、5月11日、東京都内で行われた授賞式に出席した。育児と仕事の両立について「手のかかるときは子どもが泣いている横で恋愛のシーンとか書いていたので、頭がおかしくなりそうでした」と冗談めかして明かした。

 息子が幼児のときに「“一日”というものは朝が来て昼が来て夜が来て終わる、そしてまた次の日の朝が来るということを発見した日」のことを振り返り、「親に特権があるとすれば、このような子どもが忘れ去っていく思い出を覚えていられるということでしょう」としみじみ。続けて「親にとっては子どもの成長と同じくらい、かつての子どもの幼さも愛しいんだ、と気づきました」と語った。

 さらに夫へ「私とともに育児をして、私よりも細やかに子どもの生活を支えてくれている夫に心から感謝したいです」とコメント。「あなたの愛情深さがあってこそ、私も息子も元気に好き勝手やってこられました」と振り返り、「育児だけでなく、これまでの人生であなたの視野の広さやその優しさにどれだけ救われてきたかわかりません。これからも家族みんなで健やかに楽しく暮らしましょう」とメッセージを送った。

 同賞は、日本マザーズ協会が2008年から選出しており、全国の母親の投票によって受賞者が選ばれる。綿矢さんのほか、芸能部門で俳優の仲間由紀恵さん、音楽部門でアーティストのAIさん、文化部門でモデルのヨンアさん、スポーツ部門で女子レスリング金メダリストの登坂絵莉さん、社会経済部門で医師・タレントの丸田佳奈さんがそれぞれ受賞し、授賞式に参加した。

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