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俳優の萬田久子さんが主演する、放送中の連続ドラマ「グランマの憂鬱」(東海テレビ・フジテレビ系、毎週土曜午後11時40分)。6歳の孫娘がいる祖母(グランマ)、百目鬼(どうめき)ミキを演じている萬田さん。散歩と般若心経が朝のルーティンという。最近の暮らしぶりや撮影中の癒やし、撮影エピソードなどを聞いた。
◇超・朝型生活! 撮影中は午前4時13分に起床
「以前は夜更かし人間だったけど、今は朝が好き」と朝型の生活を楽しんでいる萬田さん。
朝のルーティンは、「犬の散歩をして、般若心経、大好きなコーヒーをお供えしてあげるの」という。
今回のドラマは連日4時半起きの撮影スケジュール、4月13日の自分の誕生日にちなんで「願掛けというか、4時13分に起きていたんです」と早起きは苦にならなかったようだ。朝型になったことで、「夜明けに目覚めると充実した1日を感じるんです」と話す。
◇撮影中の楽しみは韓流ドラマ 「生涯、退屈しないわ!」
今の楽しみは「韓流ドラマ」。仕事への活力にもなっているようで、独自の楽しみ方を披露する。
「韓流ドラマは毎話、ラストまで見ずに、好きな人のいい表情で止めておくの。あの人が次の日にも待っていてくれると思うとハードスケジュールも頑張れるのよ!」
「少し前は、チソンさんがお気に入りだったけれど、若い人も気になってきて。いいと思った人の作品を過去も含めてずっと見ていくの」と見たい作品は尽きない様子。「生涯、退屈しないと思うわ!」と笑う。
◇着物と髪にこだわり 演じるミキは「憧れの存在」
ドラマで演じるミキは、凜(りん)とした立ち振る舞いで、村で起きたトラブルを愛ある厳しさで「喝ッ!」と解決していく。萬田さんにとって初めてのグランマ役だ。
役作りでは「常々、衣装やヘアメークは重要なポイントだと思っていましたが、(ハリウッド女優の)ケイト・ブランシェットさんもそう語る記事を読み、深く共感しました」という。
ミキは常に和装で髪を結い、「着物は、決して派手ではないけれど良いものを身に着けさせてもらいました。髪も、ほとんど地毛で白髪に見えるようにアッシュを入れています」とこだわりを明かした。
ミキと自身を照らし合わせて、「ミキは相手のことを後々の面倒まで見る覚悟と責任感がある、私とは違う立派な人。私も相談を受けることは多かったけれど、ミキみたいにはっきり、しっかりとは応えられていない」といい、「見習うべき点が多々あって、いい勉強になっています。いとおしい憧れの存在ができました」と語った。
「祖母と孫との関係、息子の妻との関係、家族の在り方など、さまざまな人間関係のヒントがちりばめられています」と同作の魅力を語った萬田さん。今後はミキの過去も描かれるという。
小柳ルミ子さん、梅沢昌代さん、今陽子さんというそうそうたる面々が、ミキの学生時代の同級生役で第7話(5月20日放送)に出演。同27日に最終回を迎える。(取材・文/水野由美子)