映画「それいけ!アンパンマン ロボリィとぽかぽかプレゼント」でゲスト声優を務め取材に応じた桐谷美玲さん
俳優で1児の母でもある桐谷美玲さんがゲスト声優として参加した映画「それいけ!アンパンマン ロボリィとぽかぽかプレゼント」(橋本敏一監督)が全国で公開されている。「アンパンマンは、一緒に子育てをしてくれている仲間のような存在」という桐谷さんに子育てについて聞いた。(全3回の2回目)
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「母になってから、アンパンマンに助けられることが本当にたくさんありました。息子はアンパンマンがいればゴキゲンなんです(笑い)。アンパンマンのおもちゃで遊んでくれているときに、私がちょっと休憩できるということもありますね」
2018年に結婚した俳優の三浦翔平さんとの間に誕生した息子は今年、3歳になる。
「息子はアンパンマン、ばいきんまんが大好きで、カレーパンマン、コキンちゃんも好きみたいです。私が声優をすることは息子にも伝えたんですけれど、やっぱりまだ分からないようで『え?』っていう反応でしたね(笑い)。分かるようになったら、自慢しなきゃと思っています。
今回、息子と一緒に、アンパンマンと会わせてもらえる機会があって、そのときは緊張しながらもうれしさがにじみ出ちゃっていました。そういうところではママすごいって、尊敬してくれているかもしれないです」
2006年のデビューから俳優、モデルとして第一線で活躍してきた桐谷さん。結婚、出産をへて、今は「子育て、家事、仕事のバランスがいい状態」という。
「いただいたお仕事には、120%で臨むという姿勢は昔から変わっていないんです。ただ今は、子供にすごく我慢をさせてまで仕事をしなくてもいいかなと思っているので、保育園が終わる時間までにできる仕事にさせてもらっています」
一方で、子供が保育園から帰ったあと、「夕方からは本当にバタバタ」と日常を明かす。
「夕方から寝かせるまでの間はやることがすごく多くて。ごはんを作って、食べさせて、お風呂に入れて歯磨きをして……数時間でギュッとやることがたくさんなのでどうしてもバタバタしてしまいますね。
早く寝てくれたらいいんですけど、なかなかそうもいかなくて。これぐらいには寝かせたいという時間を過ぎちゃったり。それも仕方ないと思いつつ、でも早く寝てほしいって思っています(笑い)」
子供との日々で大切にしているのは、寝かしつけの時間。
「寝かしつけの時間は、二人だけで話をするんです。暗い中で『きょうは公園に行ったね』って話しかけると、『うん。ブランコをして、アリを見つけてー。気持ちよかったねー』とか教えてくれて楽しいです。それが私にとってのホッとする時間にもなっています」
劇中では「ロボ彗星」に暮らす、ロボットの女の子・ロボリィの声を演じた。ロボリィは、ある落とし物を拾ったことをきっかけにアンパンマンと出会い、一緒に“大切なもの”を見つける大冒険に出かける。
「ロボリィはアンパンマンたちとの冒険で思いやりや、人への感謝を知っていきます。そういった目に見えないけれどあたたかい大切なものは、生きていくうえで大事にしなければならないことですし、私も息子に伝えていきたいと思っています。映画からメッセージを受け取ってもらえたらいいですね。
息子にどんな大人になってほしいかは、まだまったく想像がつかないですが、人の気持ちが分かる人にはなってほしいと思っています」
<プロフィル>
きりたに・みれい 1989年12月16日生まれ、千葉県出身。2006年に映画「春の居場所」でデビュー。その後、数多くのドラマ、映画に出演。ファッションモデルとしても人気を博した。現在は女性ファッション誌「BAILA(バイラ)」(集英社)、「GINGER(ジンジャー)」(幻冬舎)のレギュラーモデル。コスメブランド「ゲラン」のジャパンアンバサダー、ファッションブランド「PLST(プラステ)」のミューズを務めている。
*……映画「それいけ!アンパンマン ロボリィとぽかぽかプレゼント」/なんでも作れるロボットの女の子ロボリィは、たった一つだけ作れない“大切なもの“があることを知り、ロボ彗星を飛び出してしまう。旅の途中、プレゼントの箱を拾い、落とし主を探すためにアンパンマンワールドへ。アンパンマンたちと出会い、一緒に楽しい時間を過ごす中で、ロボリィは胸が“ぽかぽか”することに気がつく……というストーリー。
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