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映画「私たちの声」の公開直前トークイベントに登場した杏さん
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映画「私たちの声」の公開直前トークイベントに登場した杏さん

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杏:産後の仕事復帰を振り返る 「タスクの可視化」で家事マニュアルを作成 「誰が手伝いに来ても分かるように」

 3人の子供の母親で、俳優のさんが8月28日、東京都内で行われた、七つのショートストーリーからなる映画「私たちの声」(9月1日公開)の公開直前トークイベントに呉美保監督と出席した。仕事をしながら2人の子どもを育てるシングルマザーの奮闘を描いた呉監督の作品で主演。産休・育休後、仕事にどのように復帰したかという質問に、家事に関するタスクを可視化した「マニュアルを一冊、作りました」と語った。

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 この日のイベントでは、事前に寄せられた悩みに杏さんが回答する企画を実施。「産後、再就職のタイミングがつかめない」という人から杏さんの仕事復帰の様子を聞く質問があった。

 杏さんは2016年に双子の女児、2017年に第3子となる男児を出産。2019年に4年ぶりにドラマに復帰した。

 仕事復帰について「お芝居は産後2年ぐらいは休んでいました。撮影のペースや、その間(の自分が不在の期間に)どうするか、ものすごく段取りが大変でした」と言い、「イチから説明をしなくても、誰もが分かるように」とエクセルでマニュアルを作ったと振り返った。

 作ったマニュアルは仕事の際だけでなく、「急に病院に行かなきゃいけないとか、なにがあるか分からない。子どもを1人だけ連れてどこかへ行かなくてはいけないときに、『じゃあ!』って(手伝おうと)手を挙げてくれた人に全力でお願いできるように」という使い方もしたという。

 マニュアルはアップデートしていくものと前置きをしながら、子どもの持ち物などを記載したほか、「誰が手伝いに来ても掃除機の使い方、洗剤の位置とか全部分かるように作りました。犬の性格とかも書いて(笑い)」と回顧。結果、「捨てられない大事な思い出になっています」としみじみ語った。

 また、「タスクの可視化」をすることで、自分の安心材料にもなったと言い、「自分でもおもしろかったなと思いました」と語った。

 映画は、各国の女性監督と女性俳優が参加し、女性が主人公の七つのショートストーリーからなる。世界各地を舞台に、感動的で力強い物語を描いた。

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