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俳優の宮沢りえさんが10月14日、東京都内で行われた、公開中の主演映画「月」(石井裕也監督)の公開記念舞台あいさつに登場した。淡い色のノーカラージャケットとワイドパンツ、胸元が広く開いた黒っぽいトップスというシンプルな装いで大人の魅力を振りまいた。
ワイドパンツはくるぶしの上あたりまでの短い丈。マニッシュなショート丈のブーツを合わせてカジュアル感もプラス。シンプルなデザインのイヤリングと、左手薬指のリングをコーディネート。色とデザインを抑えた組み合わせで、今年50歳を迎えた宮沢さんのナチュラルな魅力が際立っていた。
映画は、辺見庸さんの同名小説が原作。山奥の障がい者施設で働く元作家の堂島洋子(宮沢さん)は、職員が入所者に暴力を振るっているという現実を目の当たりにする。そのことに誰よりも憤っている施設職員の同僚、さとくん(磯村勇斗さん)の中で増幅する正義感や使命感が、やがて怒りを伴う形で徐々に頭をもたげていく。そして、その日はついにやってくる……というストーリー。
この日のイベントには磯村さん、二階堂ふみさん、オダギリジョーさん、石井監督も出席した。