羽生結弦：蜷川実花による撮り下ろし写真集発売　色鮮やかな64カット　藤棚の前ではかなげな表情も

　プロフィギュアスケーターの羽生結弦さんの写真集「羽生結弦 孤高の原動力」（AERA特別編集）が、11月11日に発売される。写真家で映画監督の蜷川実花さんによる撮り下ろしで、美しい藤棚の前ではかなげにたたずむカットや、真っ赤な衣装で鬼気迫る表情を見せるカットなど、6つのシチュエーションから切り取った色鮮やかな64カットが収録されている。スペシャル特典として、カバー裏に特大グラビアが付く。

　羽生さんは撮影について、「蜷川さんはセットがものすごく凝っていらっしゃるので、そのセットに対してどういう感情や意味をもたせるべきなのか、蜷川さんはどういう視点から写真を撮っていて、どういう雰囲気を受け取りたいのかなと考えながら挑みました」とコメント。

　また、蜷川さんは「赤いバラのセットやビッグシルエットの衣装といった、被写体本人のパワーがないと成立しないシチュエーションも多く取り入れています。でも、羽生さんだから絶対に大丈夫だと確信していたし、撮影を終えて、その遥か上を見せていただきました」と振り返った。

　写真集は、羽生さんへのインタビューのほかに、羽生さんの表現を支えてきた3人のクリエーターに取材。プログラムの音を支える音響デザイナー・矢野桂一さん、プライベートでも親交の深いピアニスト・清塚信也さん、コスチュームの衣装デザイナー・伊藤聡美さんが登場する。

　さらに、写真集発売を記念して47都道府県の書店でパネル展がスタートした。銀座 蔦屋書店（東京都中央区）では一際大きな写真を特別展示している。

　A4変上製、112ページ。4400円。