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北川景子:「どうする家康」の茶々役で話題に 京都で秀吉から息子への愛を感じる 特番が放送

 俳優の北川景子さんが京都を旅し、豊臣秀吉や徳川家ゆかりの名宝を巡る番組「京都 天下人が愛した美 北川景子が迫る名宝の秘密」が、BS日テレで12月27日午後9時から放送される。今年放送されたNHK大河ドラマ「どうする家康」で織田信長の妹・お市と、その長女で秀吉の妻・茶々の二役を演じて話題になった北川さんが、同番組についてコメントを寄せた。

 番組で北川さんは、世界遺産の醍醐寺や二条城を訪れるほか、秀吉に重用された天才絵師・長谷川等伯の国宝名画などを鑑賞する。北川さんが京都の伝統の技に挑戦する場面もあるという。

 北川さんは、今回の収録で印象に残っているものとして「大河の撮影に入る前、勉強に訪れた時の気持ちや撮影のことを振り返り感慨深かった」と二条城・二の丸御殿の黒書院、白書院を挙げた。

 また「智積院の国宝でもある長谷川等伯の『楓図』も大胆な構図と、繊細で優しい描かれ方に吸い込まれるようでした。(秀吉と茶々の息子の)鶴松を弔うために描かれたものです。秀吉がどれほど鶴松を愛していたかがよくわかりました」とコメント。

 「高台寺の秀吉とねねを祭る霊屋(たまや)の須弥壇(しゅみだん)も圧巻です。高台寺蒔絵(まきえ)と呼ばれる蒔絵で、まるで漆黒の闇に金箔(きんぱく)が浮かぶような美しさに言葉を失いました」と感動を表現した。

 「樂美術館の、初代長次郎の黒樂茶碗」も印象に残っているとし、「千利休が創らせたという茶碗ですが、素朴で、静観なようで、中をのぞけば茶碗の中に無限の世界が広がるような、作り手の感情のうねりを感じるような、まるで生きているような不思議な器でした。写真で見るのと、生で見るのと、こんなにも印象が違うことに驚きました」とコメントした。

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