あなたにおすすめ
東京国際映画祭:綾瀬はるか、井上真央、米倉涼子がドレスアップ 芳根京子は振り袖、水原希子、河合優実、菊地凛子も
メークやスキンケアのアップデートのため、新たなアイテムも手に入れたい。月刊美容誌「美的」本誌の中野瑠美編集長に、注目ブランドやアイテムを聞いた。
◇新しくすればトレンド感が出せるリップ アイカラーの注目は「ミュート」
テクニックがいらず、手持ちのアイテムを新しくするだけで、トレンド感が出せるアイテムはリップ。
「使うアイテムを変えるだけで、メークの雰囲気がガラッと変わります。マスクにつかない落ちない訴求やマット系人気から、ツヤ系が増え、久々にグロス人気も戻ってきました。ツヤがあってぷるんとした仕上がりのアイテムもかなり出ます」
アイメークのトレンドになりそうなのは「ミュート」なマットカラー。
「トレンドの一つはミルキーな“ミュートカラー”で、立体に仕上げているけれど、あえて昔みたいに締めないアイメークが流行しそうです。例えば、メークブランド『ケイト』の新しいアイシャドーパレット『ケイト ポッピングシルエットシャドウ』は、マットなベージュのニュアンスカラーとラメのセットで、質感でまぶたに立体感を出せるタイプで濃くつく締め色はありません」
青や緑など寒色系も注目カラーで、「青、緑の中でもアーシーというか、自然な色合いのもの。キーカラーであっても締め色であっても、透け感があって薄くつくので失敗が少ないシャドー」が人気を博している。
「アイシャドーの色味が薄い分、マスカラ、アイライナーはアクセントになるものもよく出ています。紫(モーブ)や濃い紺、ピンクなどのカラーや、定番の黒、濃いブラウンなど。マスカラはボリュームではなくロングが主流で、束感のあるまつげがきれいにぎゅっと上がる感じが理想とされています」
◇コンプレックス解消のためバランス重視
メークはとにかくアイメークだけに注力していたマスク時代から、リップやチークも含めた全体のバランスに対する意識が高まっている。
「マスクをしなくなったことも、“中顔面(目の下から唇の上あたり)短縮”など骨格を意識したメークへの注目に拍車をかけています。顔全体を見られることで、気になることが出てきたかもしれません。最近は、30代の読者の方から“イタくない”涙袋についての質問がくることもあります。初めてトライするので加減を知りたいという意味だと思いますが、『ちょっとメークでいつもと変えてみたい』という思いがあるからだと思います」
◇「プラダ ビューティ」が日本で発売 ポーラからピンクパッケージの美白美容液が登場
美容業界で注目のブランドは「プラダ ビューティ」。この春、日本で本格始動し、スキンケアやメークアイテムがラインアップする。
「リップにはブランドの象徴でもある三角のシェイプが取り入れられていて、気分が上がります。リップバームは男女関係なく、ちょっと高級感のあるギフトにもなりそうです」
ポーラの美白美容液は、これまでの印象をがらっとくつがえす、ピンクのパッケージが目を引く。
「コーセーの『雪肌精』の進化など、いわゆる名品のリニューアルや、人気ラインから出る新アイテムは今年も多い印象。ファンの方も多いアイテムなので、注目です」
<プロフィル>
なかの・るみ 2000年に小学館に入社。「女性セブン」編集部に配属され、ポスト・セブン局に約15年在籍。産休から復帰後、書籍の担当を経て、2017年に「美的」編集部に異動。副編集長を約5年務め、2022年10月に6代目編集長に就任。
*美的……2001年創刊。「肌・心・体のキレイは自分で磨く」をテーマに、「美しくなりたい」女性の願いを追求する月刊美容誌。2月号(発売中)は通常版と付録違い版の表紙を川口春奈さん、SPECIAL EDITION(付録なし版)は「Snow Man」の渡辺翔太さんが表紙を飾っている