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モデル、バラエティー、俳優と幅広く活躍中の「めるる」こと生見愛瑠(ぬくみ・める)さん。昨年は3作の連ドラに出演し、10月期の日本テレビ系連続ドラマ「セクシー田中さん」では、主演の木南晴夏さんとメインキャストとして共演。ボブヘアのビジュアルや、ベリーダンス姿が「可愛い!」と話題になり、自身も「反響はすごく感じました」と話す。所属事務所の晴れ着取材会に出席した生見さんに、今年の抱負とともに話を聞いた。
◇毒舌キャラに「こんな言葉言っていいの?」
「セクシー田中さん」は、木南さん演じる地味な会社員とセクシーなベリーダンサーの二つの顔を持つ田中さんと、田中さんの生き方に憧れてファンとなった生見さん演じる同僚・朱里の交流を描いたコメディー。
劇中で朱里はベリーダンスに挑戦。苦労したかと聞くと「朱里はダンスが下手な役だったので、木南さんを始め、皆さんに比べたら全然です! でも、私自身、昔ダンスをやっていたのですが、ヒップホップのダンスとはまったく別物で、こんな動きはできない!って苦戦していました(笑い)」と明かす。
ダンス以外で難しかったことを尋ねると「毒舌ですね」と笑う。
「結構毒舌なキャラだったのですが、下品になりすぎないように可愛く暴言を吐(は)くのって難しいなって(笑い)。普段使わない言葉がいっぱいだったので、こんな言葉言っていいのだろうか?と、自分の中に落とし込むときに悩みました」
朱里はこれまで演じてきた役柄とはまた違ったという。
「今まではだいぶ暗い役が多かったので新鮮でした! コメディーもほとんど初めてに近かったのですが、驚いたのはとてもアドリブが多い現場で……。カットがなかなか掛からないこともあって、そういうときに飛び出した言葉の掛け合いが実際に使われたりしたので、たまに素の“めるる”が出ちゃったときもありました(笑い)。でも難しいというより、面白かったです!」
可愛い毒舌キャラを演じた反響は大きく、自身も手応えを感じているようだ。
「これまで出演したドラマの反響で『めるる』と呼ばれることが多かったんですけど、今回は役名で『朱里ちゃん』と呼ばれることが多くて、それがとてもうれしかったです!」
今作では、木南さんや高橋メアリージュンさんらと初共演し「クランクアップの後、ダンス教室チームの皆で焼肉に行ったんです! めちゃくちゃ楽しかったです!!」と楽しげに振り返った。
◇今年はファンともっと会いたい 自炊にも意欲
昨年は、おととし公開の映画「モエカレはオレンジ色」での演技が評価され「第46回 日本アカデミー賞」で新人俳優賞を受賞したほか、その活躍ぶりから日経トレンディ(日経BP社)が選ぶ2023年の「今年の顔」にも選ばれた。今年も、俳優としてますますの活躍が期待される。
抱負を聞くと「いろいろな作品に出て、どんな役でもやりたい」と意欲的だ。
「お芝居のお仕事ではまだまだ緊張してしまうことも多いので、経験を積んで、早く“現場慣れ”したいです。普段の自分とは違う性格を表現するのも好きなので、いろいろな役に今年も出会いたい。学生服を着られるうちに“学園もの”もやりたいです!」
私生活での抱負を聞くと「自炊です!」と即答。「食べるのが好きすぎて、最近はラーメンにハマっているのですが、肌荒れしちゃったんです……(笑い)。今年は自炊を頑張って、ヘルシーな料理を作れるようになりたいです」とほほ笑んだ。
最後に、ファンへのメッセージも聞くと「去年はテレビを通して見ていただく機会を増やすことができたので、今年は直接お会いできる機会を増やせるようにしたいです。ファンイベントももっとやっていきたいと思っています。そして引き続き、いろいろな作品を皆さんにお届けるよう頑張りたいです!」と声を弾ませた。
今年もめるるの快進撃に注目だ。