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WOWOWのハリウッド共同制作オリジナルドラマ「TOKYO VICE Season2」に出演する真矢ミキさん
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WOWOWのハリウッド共同制作オリジナルドラマ「TOKYO VICE Season2」に出演する真矢ミキさん

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真矢ミキ:渡辺謙を前に自分を鼓舞「ひるむな!」 日々の忙しさはゲーム感覚で楽しみながら攻略

 1990年代の東京アンダーグラウンドを描いた、WOWOWのハリウッド共同制作オリジナルドラマ「TOKYO VICE(トウキョウ・バイス)」のシーズン2(毎週土曜午後9時放送・配信中)に出演する真矢ミキさん。私生活では今年1月に60歳の誕生日を迎えた。還暦を迎えてますます輝きを増す真矢さんに話を聞いた。(前後編の後編)

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 ◇「ちょっとだけ頑張る」「毎日の積み重ね」を大切に

 真矢さんが日々の生活で心がけていることは、「ちょっとだけ頑張ること」。「八千草薫さんから教えていただいた言葉」で、以前から大切にしている。

 「たわいもない話ですけれど、きのう疲れて帰って、そのままちょっとだけソファで横になりたいって思ったんです。でもやっぱり、化粧を落として、お風呂に入ってからの方が結果、効果が良いからちゃんとやる……みたいな。そういった小さなことですね。

 大きな頑張りだとしんどくなってやらなくなってしまうので、この方が心がラクかなと思え、もう一つ頑張るようにしています」

 また、英語学習や料理、新聞を読むことなどを日々、続けている。

 「毎日の積み重ねが大事という、当たり前によく聞いていた言葉の深さを感じます。年齢を重ねて、自分のトリセツ(取り扱い説明書)が分かってきました。私は、楽しみながらゲーム感覚だったらできるんだけど、楽しまないとできないタイプ。だから忙しい日は、ToDoリストを作って、クリアしたらチェックする。ゲームを攻略するみたいに、きょうはどれぐらいクリアできるかなという気持ちで楽しんでいます」

 ◇渡辺謙を前に「ひるむな!」と自分を鼓舞

 「TOKYO VICE」のシーズン2では、渡辺謙さんが演じるヤクザ絡みの事件を担当する刑事・片桐の相棒となる警視・長田を演じた。演じるに当たって「1990年代の女性を意識して」と要望があったという。

 「物語の起爆剤のような役なので、心して演じました。最初、謙さんが目の前で演じているときには、『ひるむな!』と心の中で自分を鼓舞しながら。物語が進むにつれてバッテリーになっていくという間柄だったので、謙さんに慣れたいと思い長いこと、謙さんの顔写真をスマートフォンの待ち受けにするというアナログなこともやりました」

 長田、片桐のほか、アメリカ人の警察担当記者や女性記者などが登場し、それぞれの視点でストーリーが並行していく。

 「このドラマで描かれた1990年代の延長にあるのが今の時代で、どの時代もやっぱりみんな必死で生きてきた。誰が生き残るかというサバイバル物語であり、そんな世の中でも、やっぱり救ってくれるのは人なんだという人情を感じる物語でもある。視聴者のみなさんを含め、一人一人に時代を動かす力が宿っていると感じられる作品です」

 *……「TOKYO VICE」は、東京の大学を卒業し、日本の大手新聞社で警察担当記者となったアメリカ人青年ジェイク(アンセル・エルゴートさん)と、ヤクザ絡みの事件を担当する刑事、片桐(渡辺謙さん)を中心にした物語。シーズン2では、ジェイクが自分や身近な人々の命が恐ろしい危機にさらされていることに気づく。真矢さんは片桐の相棒となる警視・長田を演じた。WOWOWで毎週土曜午後9時放送・配信中。シーズン1(全8話)はWOWOWオンデマンドで配信中。

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