映画「もしも徳川家康が総理大臣になったら」の製作報告会に登場した浜辺美波さん
俳優の浜辺美波さんが4月22日、東京都内で行われた主演映画「もしも徳川家康が総理大臣になったら」(武内英樹監督、7月26日公開)の製作報告会に狂言師の野村萬斎さんらと登場。共演者とのエピソードを聞かれた浜辺さんは、萬斎さんとの撮影初日のやり取りを紹介。「私、緊張してしまうと変なことを口走ってしまう癖がありまして(笑い)。萬斎さんに『狂言って、汗かくんですか』と聞いたら、萬斎さんが『まあ、かきますね』と……」と照れ笑いで振り返った。
さらに浜辺さんは、萬斎さんとのやり取りについて「ただ、その後も『不思議なことに、僕は首から上は(汗を)かかないんだ、体はかくんだけどね』と丁寧に、こんな初歩的な質問にも答えてくださって……」と説明。「やさしい方なんだな、この撮影は大丈夫だな、と思いました」と笑顔で当時の思いを明かしていた。
映画は、2021年に出版されビジネス小説として11万部を突破するヒットを記録し、コミカライズもされている眞邊明人さんの同名小説(サンマーク出版)が原作。コロナ禍真っただ中の2020年が舞台で、首相官邸でクラスターが発生し総理が急死する中、政府が実行した最後の手段は「歴史上の偉人たちをAIで復活させ、最強内閣を作る」ことだった……という内容。徳川家康を萬斎さんが演じる。
劇中でテレビ局政治部の新人記者・西村理沙を演じる浜辺さんは、撮影現場について「(偉人の顔ぶれが)豪華すぎて、待ち時間もずっと偉人のみなさんを見ていられるんですよね。偉人をぼーっと眺めているだけで時間が過ぎていくというか……豪華すぎて、不思議な感覚でした」と吐露。「あと、みなさま方が俳優業をしていてもなかなかお会いできない方ばかりなので、そこに対しての興味も尽きなくて観察していました」と振り返っていた。
製作報告会には坂本龍馬を演じる赤楚衛二さん、織田信長を演じるGACKTさん、紫式部を演じる観月ありささん、豊臣秀吉を演じる竹中直人さん、武内監督も出席した。