新垣結衣：「第一声で感動」　主演映画のインスパイアソング生歌唱に心打たれる

　俳優の新垣結衣さんが6月13日、東京都内で、公開中の主演映画「違国日記」（瀬田なつき監督）の「大ヒット御礼舞台あいさつ」にダブル主演した早瀬憩さん、歌手の十明（とあか）さん、瀬田監督とともに出席した。十明さんが同作のインスパイアソング「夜明けのあなたへ」を、アコースティックギターを手に弾き語りで生歌唱。それを聞いて新垣さんが感激した様子を見せた。

　映画の予告編に採用された同曲について新垣さんは、「初めて聞いたときに、美しい声で心が澄んでいくような気持ちになりましたし、この映画に寄り添ってくれるような音楽を楽曲で（提供してくださって）、感謝の気持ちでいっぱいです」とニッコリ。イベント中盤に生歌唱が始まると、じっと十明さんが歌う姿を見つめ続けた。

　歌唱が終わり、感想を求められた新垣さんは「もう、第一声で感動しちゃって。そのあと、やっぱり歌声でこの場の空気が澄んでいくような気がして、深呼吸したくなります。本当にすてきでした。ありがとうございます」と語った。

　早瀬さんも「鳥肌が立ちました。撮影期間のことだったり、映画のことを思い出して、思わず泣きそうになりました」と目を輝かせた。

　「違国日記」は、ヤマシタトモコさんの同名コミックの映画化で、新垣さん演じる人見知りな小説家・高代槙生と、早瀬さん演じるめい・田汲朝の対照的な2人が同居するストーリー。なかなか理解し合えない寂しさを抱えながらも、丁寧に日々を重ね生活を育むうちに家族とも異なった、かけがえのない関係になっていく。