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板谷由夏:日本刺しゅうが施された着物で品よく 源氏物語「紫の上」をイメージ

 俳優の板谷由夏さんが8月30日、日本橋高島屋(東京都中央区)で開催中の展覧会「草乃しずか日本刺繍(ししゅう)展 源氏物語を花で装う」のオープニングイベントに出席した。板谷さんは、「源氏物語 紫の上」をイメージしたという着物と帯を上品に着こなしていた。着物には日本刺しゅうが施されていた。

 板谷さんは「このようなすてきな作品を着る機会があり、日本人に生まれて本当によかったと思います」と目を輝かせた。また、刺しゅうの美しさを絶賛し、「伝統的な日本の着物というのは、自分から見てみたい、着たいと思わないと目にしない時代になりつつあります。ぜひ本展にご来場いただき、素晴らしい作品の数々を間近で楽しんでいただきたいです」とアピールした。

 同展覧会は、刺しゅう作家・草乃しずかさんが「源氏物語」に登場する姫たちに思いを寄せ、それぞれのイメージでひと針ひと針刺しゅうした振り袖をはじめ、几帳(きちょう)、掛け軸、屏風(びょうぶ)など約200点を展示・紹介する。9月16日まで。開場時間は、午前10時半~午後7時半。最終日は午後6時まで。

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