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歌手の野口五郎さんが、1月22日放送の黒柳徹子さんの長寿トーク番組「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演。歌手になる夢を応援してくれた両親のことなどを語った。
野口さんの母は96歳。「すごく歌が好きで、当時ボランティアで歌手をしておりまして、母親はけっこうスター歌手だったみたいで。そこでうちの親父と知り合ったみたいです」
母はレコード会社からの誘いがあったものの、親の許しを得ることができず、断念したという。そういう思いもあったのか、父も母も野口さんが歌手になることに関して全然反対はなかった、と振り返る。
現在、母は認知症が進み、施設に入っている。時には一緒に歌ったりする。
父も歌が好きで、レコード会社主催ののど自慢大会に出場。優勝するとレコード会社でデビューできるということだったが、1位は田端義夫さん、2位が父だった。翌年は絶対1位になるつもりでいた父に召集礼状が来て、戦地に赴いた。帰国した時に流行していたのが田端さんの「かえり船」。父は74歳で亡くなったという。