俳優の松本若菜さんが、映画・テレビドラマで活躍した俳優やプロデューサーを表彰する「2025年 エランドール賞」の「新人賞」に選出され、2月6日に東京都内で行われた授賞式に出席した。松本さんは、40歳での新人賞受賞となり、「新人賞という響きを聞いた時に、これから改めて新たな俳優人生を進んでいけると思いました。これからが楽しみに感じます」と思いを語った。
エランドール賞の新人賞は「めざましい活躍で、将来の飛躍が期待される」俳優に贈られる。松本さんは昨年、ドラマ「西園寺さんは家事をしない」(TBS系)、「わたしの宝物」、「君が心をくれたから」(ともにフジテレビ系)などに出演した。
昨年を振り返り、「本当にたくさんの作品に出合わせていただきました。毎日役と向き合って、あっという間に過ぎた日々ではあったんですけど、濃密な日々を過ごせました」とコメント。「今までの俳優人生を振り返って、正直辞めようと思ったこともありました。次の作品が終わったら鳥取に帰ろうと思っていました。そんな時に横浜国際映画祭で受賞して、登壇した時の景色が忘れられないです」と思いを明かした。
この日は、松本さんの祝福のため「私の宝物」で共演した田中圭さんが駆け付けた。田中さんは、「(ドラマは)笑顔あふれる内容ではなかったんですけど、現場は笑顔にあふれていて、真剣に作品を作れたのは若菜ちゃんの人柄だと思っています。若菜ちゃんは、人柄やお芝居、美貌などいろいろな引き出しを持っている」「ますます輝く女優さんになっていただいて、またご一緒できることを楽しみにしています」と松本さんを称賛した。
エランドール賞は1956年に始まった顕彰制度。今年は「新人賞」に松本さん、高橋文哉さん、河合優実さん、水上恒司さん、趣里さん、若葉竜也さんが選ばれた。