滝沢カレン：初の私小説が10月発売へ　「何百年、何億年経っても消したくない」家族との思い出をつづった29編を収録

　独創的な言語感覚が多方面で高く評価されているモデルでタレントの滝沢カレンさんが、10月6日に初の私小説「でかまりなちゃん」（集英社）を発売することが、8月21日、明らかになった。とびきりユニークな母と祖父母に育てられたこと、その大切な人々にもう二度と会えないことなど、これまで語られてこなかったファミリーヒストリーをつづった29編の短編を収録する。

　私小説の発売にあたり、滝沢さんは「私が小学生だった頃のちょっぴり温かく優しく記憶していた家族のお話を残してみました。何十年たっても、なんなら何百年、何億年経っても消したくない思い出たちです。記憶がすぐ薄まっちゃう未来好きの私には、この本を書くことが家族との永遠のとっておきアルバムになりました」とコメント。

　続けて、「あの頃の記憶は大人になって思い出しても、何の変色もすることもなく鮮やかなまま穏やかに頭に残っていました。忙しくてとか、悲しくなるからって深く思い出すことを避けてきた私でしたが、思い出してみて、今ここに残してよかったと思うことばかりです。歩んできた道は愛たっぷり通りでした。最愛の家族にも届け……！」とメッセージを寄せた。

　192ページ。1980円。