高石あかり：朝ドラヒロインは「一番の夢だった」　「ばけばけ」試写会で喜び噛みしめる

　俳優の高石あかりさんが9月8日、東京・渋谷のNHK放送センターで行われた主演を務める9月29日スタートのNHK連続テレビ小説（朝ドラ）「ばけばけ」第1週完成試写会見に出席。「私は小さい頃から朝ドラのヒロインというものが一番の夢でした。俳優としてというよりは、高石あかりとして一番の夢だったので、ここにいることさえ本当に幸せです」と喜びを噛みしめた。

　高石さんは「スタッフの皆さんもキャストの皆さんも、この作品のことがとにかく好きで、自分たちが作り出すものにこだわりを持っているし、何より楽しんで撮影できたことがうれしかったです。1週目を見たときにそれがあふれ出ているなと思いましたし、見ていただける方にも、そういう部分が伝わればいいなと思います。私たちのことを見て、クスッと笑っていただけるような朝ドラを作っていけたらいいなと思います」と意気込みを語った。

　会見にはトミー・バストウさん、吉沢亮さん、岡部たかしさん、池脇千鶴さんも出席した。

　「ばけばけ」は、外国人の夫と共に「怪談」を愛し、西洋化が進む明治の日本で埋もれてきた「名もなき人々」に光をあて、代弁者として語り紡いだ夫婦の物語。主演の高石さんは松江の没落士族の娘で、小泉八雲（ラフカディオ・ハーン）の妻・セツがモデルのヒロイン・松野トキを演じる。脚本は、NHK「阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし」やWOWOWの「撮休シリーズ」などを手がけたふじきみつ彦さんが担当する。