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芦田愛菜:「生きることは愛することじゃないか」 「果てしなきスカーレット」イベントで純白ドレス姿

 「時をかける少女」「サマーウォーズ」などで知られる細田守監督の最新作となる劇場版アニメ「果てしなきスカーレット」(11月21日公開)のジャパンプレミアが11月5日、東京国立博物館(東京都台東区)で行われ、主人公・スカーレットの声優を務める芦田愛菜さんが登場。中世の王女であるスカーレットを演じる芦田さんは、プリンセスを思わせる純白のドレス姿を披露した。

 芦田さんが演じるスカーレットは父を殺した敵(かたき)への復讐を誓う王女。同作のテーマである「生きる」について、芦田さんは「先日ある物語を読んで、『人生の意味より、人生そのものを愛せ』という会話があって、これはまさに私が映画を見て思ったことじゃないかなと思ったんです」といい、「スカーレットは自分で自分を傷つけて、こうあらなければいけない、こういう生きる意味を持たなければいけないと、すごく縛られて生きていた女の子。でも、そんなスカーレットが死者の国での旅や、聖との出会いを通じて、自分の人生を、自分自身を愛せるようになっていく、そんな作品なのかなと思いました」と話した。

 「そんなふうに人生の愛を愛を見つけられた時、自分が自分の人生を使って、どう生きていきたいか。生きる意味みたいなものが見いだせるんじゃないかと私は感じました。意味を持って生きなきゃというのではなくて、生きること、その行為自体に意味があって、生きることは愛することじゃないかなというふうに感じます。この作品を見てくださった皆さんにはたくさんの解釈があると思うのですが、ぜひ映画館で生きること、愛することってどんなことだろうと、スカーレットの生きる世界に思いをはせながら見ていただけたらうれしいなと思います」と思いを語った。 

 イベントには、声優を務める岡田将生さん、染谷将太さん、宮野真守さん、吉田鋼太郎さん、斉藤由貴さん、松重豊さん、細田監督が登場した。

 最新作は、細田監督が原作、脚本を手掛ける。父を殺され、復讐に失敗したスカーレットは、死者の国で再び宿敵に復讐を果たそうとする……というストーリー。死者の国は、宿敵に復讐を果たし、“見果てぬ場所”にたどりつかなければ虚無となり存在が消えてしまうという場所で、スカーレットは果てしない復讐の旅をすることになる。

 俳優の芦田愛菜さんがスカーレット、岡田将生さんがスカーレットと共に旅をする現代の日本人看護師の聖の声優を務める。

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