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俳優の山本學さんが、12月1日放送の黒柳徹子さんの長寿トーク番組「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演。亡くなった妻と弟・圭さんの思い出などを語った。
圭さんと「兄弟げんかもよくしました。彼は気が強いから、叩いても叩いても、泣かずにかかってくるんです」と振り返り、「圭さんは本当は絵描きになりたかった」と明かした。圭さんは3年前に亡くなった。見舞いに行こうと思ったが、コロナの時だった。「明日の朝、どうぞ」と許可が出た日の夜、「かわいそうに、孤独で死んでった」と話した。
圭さんは「内弁慶。外面がよくて、うちへ帰ってくると(苦虫を)噛み潰して、口も聞かない。僕の芝居を見に来たこと、ないんだから。自分を貫いた人です」といい、芝居の話はあまりしなかったから、『お前、何を考えてんだ』と(話したかった)。それだけはちょっと残念、やっとけばよかった」と悔やんだ。
妻が75歳で亡くなって18年。肺がんで8年治療、最後は脳に転移した。入院せず、自宅で治療した。ある時、薄化粧をしていたのを「もうやめた」と言い、それからすっぴんで過ごした。「そういう人でした。潔くて」。台所に入ろうとすると、「あなたは俳優なんだから、お料理なんかできなくてもいいでしょう。もっと違うことをやって、役者としてきちんと仕事をしてください」と言われたという。
妻の介護をしながら仕事をした。「病院に入るといろいろ制約されてアレだから、できる限りうちで面倒を見て、と思って。(妻が亡くなったのは)ちょうど(出演していた舞台)『放浪記』の最後」の頃だった。「介護って大変だなと思いながら(介護した)。それも今は役に立っています」と話した。