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映画「ウィキッド 永遠の約束」で日本語吹替版グリンダ役を務める清水美依紗さん
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映画「ウィキッド 永遠の約束」で日本語吹替版グリンダ役を務める清水美依紗さん

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清水美依紗:「感情から出た自然な声で演じられた」 「ウィキッド」グリンダ役で“自分らしさ”に自信

 人気ミュージカルを映画化し、世界的に大ヒットを記録した「ウィキッド ふたりの魔女」に引き続き、完結編となる「ウィキッド 永遠の約束」(ジョン・M・チュウ監督、公開中)でも日本語吹替版グリンダ役を務める俳優でアーティストの清水美依紗さん。前作への反響や今作での意識したポイントなどを聞いた。(前後編の前編)

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 ◇完結編で「自分らしいグリンダ」に挑戦

 前作の公開前は「すごく不安だった」という清水さん。公開直後に「見たよ」という声がたくさん届き、「あらためて大きな作品に携わったんだなと実感した」と振り返る。

 「この作品自体、世界中で本当に愛されていて、日本にもこの作品のファンがたくさんいらっしゃる。世界でも日本でも、いろんな方がグリンダを演じている中で、映画版のグリンダ役をやるっていうのは、すごく怖くて、プレッシャーも、責任感もあったので、うれしさと不安な気持ちと両方でしたね。公開されてから、字幕版も日本語吹替版も見てくださったっていう声は本当にたくさん聞き、多くの方がこの作品を大切に受け取ってくださっているのを肌で感じられて、すごくうれしかったです」

 続編の今回では、不安な気持ちは解消されたのかを聞くと、「引き続き不安はある」と言いつつ、今作では「自分らしいグリンダ」を模索した。

 「声を入れる前に、(日本語吹替版演出の)三間(雅文)監督とお話しして、その時にもっと私らしいグリンダを見せてほしい、私の声をもっと聞きたいって言っていただいたんです。前作では、今までいろんな方が演じてきたグリンダの“正解”をたくさん見て、アリアナ(・グランデ)が演じたグリンダをたくさん研究した上で声を作っていました。今回、私の声を聞きたいって言っていただいたことが本当にうれしくて、今まで多くの方々が演じたグリンダも、アリアナのグリンダもリスペクトしつつ、今作でのグリンダの成長や、内側の深い部分、感情が動く部分も、私自身の感情から出た自然な声で演じられたので、すごく自分らしくなったんじゃないかなという自信にはなりました」

 今作のグリンダは、大きな決断をしなければいけないシーンなど、精神面での成長が感じられる。

 「心が動く瞬間はたくさんあって、感情の発見がとにかく多いので、あんまり構えずに、心が動いたまま声を当てるっていうことをとにかく意識しました。クライマックスは分かっていたものの、エルファバとの歌唱シーンからのお芝居は何度か連続で録ったんですけど、毎回自然と涙があふれるくらい、本当に、苦しかったです」

 ◇ファニーとシェンシェンは「心で会話ができそう」

 グリンダの性格は自身とは似ているところはあまりないというが、「前作よりも理解できるというか、共感する部分がすごく増えた」という。

 「前作では雲の上のような存在というか、いるだけでムードメーカー、可愛くてチャーミングで、みんなが笑顔になる、憧れられる存在だったグリンダが、エルファバと出会うことで、少しずつ自分自身と対話をするようになる。今作では、決断を迫られた時の葛藤や苦しみ、幼少期の思い出などが全部つながって、自分らしい生き方というか、自分が信じて夢見ていたものを手に入れたとしても、きっと幸せになれないっていうことを実感していく。その感情を整理していく曲が『ザ・ガール・イン・ザ・バブル』なんですけど、グリンダも私たちと同じように悩んでいるし、むしろ私たちよりもすごく勇敢で、愛にあふれた女の子で、すごく勇気づけられました。個人的に好きなのがエルファバとバトルするシーン。前は絶対乱闘なんてしなかったタイプなのに、人間らしさがすごく出て、印象が変わったなって」

 お気に入りのキャラクターはグリンダの友人であるファニーとシェンシェン。

 「ファニーとシェンシェンのようなお友達が近くにいたら絶対楽しいじゃないですか。適度に毒舌というか、思っていることをはっきり言い合えるし、ちゃんとダメなことは言ってくれる。心で会話ができそう。ノリでも会話ができるし、近くにいたら楽しいんだろうな」

 ◇高畑充希と歌唱し「大きな宝物に」

 今回はエルファバ役の高畑充希さんと一緒に「フォー・グッド」の歌唱シーンを収録した。

 「ずっと別々で収録をしていたので、『フォー・グッド』を同じブースで顔を見ながら収録できたことはやっぱり大きかったです。繊細なシーンをよりリアルに歌えたし、何より高畑さんとその場で一緒に歌えたっていうことがすごく大きな宝物になりました。やっぱり息遣いを感じられるし、表情も見えるので、リアクションもすごく取りやすくなるし、『こんなにも違うのか』っていうくらい声の完成度が違いました」

 「吹き替えはすごく特殊」と難しさを語る。

 「例えばミュージカルだと相手がいて、相手と対面してのお芝居なのでリアルなんですけど、吹き替えとなると、まだ他の方の声が入ってない状態でも収録することもあるし、あんまり準備しすぎると予定調和になってしまう。セリフも英語と日本語でちょっとニュアンスが変わることもあるので、英語で演じているアリアナの顔を見て、この言葉にこんな声の表情もあるんだって発見しながら演じられたのがすごくいい経験になりました」

 <プロフィル>

 しみず・みいしゃ 2000年3月10日生まれ。三重県鈴鹿市出身。歌手として、ディズニーのグローバルな祭典「アルティメット・プリンセス・セレブレーション」の日本版テーマソング「Starting Now ~新しい私へ」の歌唱アーティストを担当。2022年、メジャーデビューシングル「High Five」をリリース。ミュージカル「フィスト・オブ・ノーススター~北斗の拳~」でミュージカルへ初挑戦。その後、「ビートルジュース」、「ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド」、「レ・ミゼラブル」などに出演。

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