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モデルで俳優のトリンドル玲奈さんが、唐沢寿明さんの主演映画「ミステリー・アリーナ」(堤幸彦監督)で推理クイズ番組の司会を務める樺山(唐沢さん)のアシスタント、モンテレオーネ怜華を演じている。今年2月に第1子を出産したトリンドルさんにとって出産後、初となる今作について、途中でがらりと姿を変える役柄や撮影の裏側、さらに母となっての変化などについて聞いた。
◇役との“シンクロ”に夫が「玲奈みたいな名前だね」
トリンドルさんは2024年11月、俳優の山本直寛さんとの結婚を発表。今年1月に雑誌で第1子妊娠を発表し、2月22日に出産したことを発表していた。
トリンドルさんのもとに今回のオファーが届いたのは2024年。「ちょうどベリーショートにした1カ月後」だったという。
「台本を読んだときに、私が演じるモンテレオーネ怜華はベリーショートが似合いそうだなと思い、堤監督に相談した記憶があります。そして、監督が意見を取り入れてくださり(怜華が素を見せる際に)パサッと(ウィッグを)取る演出をつけてくださった」と振り返る。
役名は“モンテレオーネ怜華”だと夫に伝えたところ、「夫が『玲奈みたいな名前だね』と言ってきて、自分で思ったことはなかったのですが、確かに!と思いました」といい、「このキャラクターにすごく惹(ひ)かれています。髪形も含めて自分に合いそうだなと感じました」と自身にしっくりきたという。
◇アイドル風衣装は「サンダーバード」のペネロープをイメージ
前半、MCのアシスタントをけなげに務めている段階では、ブロンド(金髪)のウィッグにアイドル風衣装でキュートに登場する。このときの衣装は、堤監督によると「サンダーバード」のペネロープをイメージして作られたという。
「衣装が素敵で、大好きです。サイズを測って一から作っていただいたので、自分にフィットしていて、演じやすかったです」
雰囲気がガラリと変わるシーンの前後の演じ分けは、「最初はちょっとポワンとした雰囲気なんですが、後の方は目の印象や仕草もキリッとさせて切り分けました。話し方も、最初はちょっとふわふわとした、MCがそんなに上手でもない感じを意識しました」という。
◇ダンスシーンは“個別指導”でなんとかクリア
劇中ではダンスにも挑戦した。「準備段階で、監督が『ここでダンスを入れます』と言っていて。ちょっとだけかなと思ったら、しっかりと(振り付け)した5、6種類のダンス動画が送られてきました。私は、ダンスが本当にできないタイプなので、少し不安になってしまい……。そのときすでに地方で映画の撮影が始まっていたので、どのくらい(のテクニックを)求められるのか、練習を早めに始められるかなど、直接(監督に)聞いてみようと思って、ロケ先まで行きました」と語る。
唐沢さんにもその不安を伝えたところ、「『余裕だよ』と言っていて、カッコ良かったです」。
「唐沢さんは、なぜあんなにすぐダンスできるのというくらい、動きが本当に上手です。スタッフさんが撮ってくださったダンスの練習風景のメイキング動画があるんですが、今でもよく見返しています。すごく楽しかったんです。唐沢さんがノリノリでダンスしていて、可愛くて見てしまいます」
トリンドルさんは「皆さんが練習を始める2、3週間ぐらい前に1、2回個別で教えてもらいました。先生がとても上手に教えてくださって、体にスッとなじんだので、みんなで練習する時には迷惑がかからないようにできました」となんとか事なきを得た。
映画の見どころについては、「分かりやすく見えて、自分だったら絶対に解けないミステリーだなと思います。そんな謎解きの面白さもありますし、正解が出て終わりではない。見始めた時には想像がつかないラストが待っています。また、解答者のキャラクターがそれぞれ全く違って、全体的に不気味で怖いけれど、クスッと笑えるシーンもあるので、堤監督らしい雰囲気が満載だと思います」とアピールした。
◇子どもに誇らしいと思ってもらえるママに
4月に行われた今作の完成披露が出産後、初の公の場となった。子どもが生まれてまだ2カ月しかたっておらず、仕事と子育てのバランスは「自分でも全然見えていない」というが……。
「夫婦で協力しながら一緒に子育てしていて、これからもお互いの仕事を尊重しながら分担して育児をしていけたらいいなと思います。子どもが本当に可愛いので、毎日癒やされています。大変なこともありますが、ニコッと笑った瞬間に、『もう何でもやります!』という気持ちになるんです。子どもが生まれたことで、これまでとはまた違う頑張り方ができそうで、それが自分自身でも楽しみです」
子どもが生まれてからの変化を尋ねると……。「時間さえあれば子どもと向き合っているので、物理的に考える時間が減りました。そういう意味では不安になる暇もなく日々が過ぎています。考えすぎなくなって、ある意味、楽になった部分もあるなと思っています。寝ないと次の日の自分が大変だと分かってるので睡眠時間もしっかり取りますし、考える暇がなくなったのも、自分の性格にはすごく合ってるなと思います」
最後に「どんなママになりたいか」と聞くと、「子どもにママのお仕事ステキだな、頑張ってるな、楽しそうだなと思ってもらえたらうれしいです」と笑顔で答えた。
映画「ミステリー・アリーナ」は、「本格ミステリ・ベスト10」(2016年度)第1位など数々のランキングに入った深水黎一郎さんの同名小説((講談社文庫)が原作。舞台は、司会者・樺山桃太郎(唐沢さん)による生放送の大人気推理クイズ番組「ミステリー・アリーナ」。難攻不落の推理問題に正解者が連続して現れず、賞金はキャリーオーバーで100億円まで膨れ上がっていた。今回、出題される問題は、「嵐の中、孤立した洋館で起きた殺人事件」。推理力に自信のある選りすぐりの6人の解答者たちは、このミステリーを解き明かすことができるのか……というストーリー。芦田愛菜さん、三浦透子さん、鈴木伸之さん、奥野壮さん、野間口徹さん、玉山鉄二さん、浅野ゆう子さんらも出演している。