東京新聞家族とは、多様性とは何か?を考える機会に
著者の
武内剛さんは「
ぶらっくさむらい」の芸名で活動するピン芸人です。日本人の母とカメル―ン人の父の間に生まれますが、父は2歳の時に1度会っただけで記憶がなく、母子家庭で育ちました。多感な青春期には、日本人という自認と見た目とのギャップに苦しみ、露骨な差別を受けたこともあります。米国での演劇修業を経て日本の芸能界にデビューしますが、40歳を迎えたことを機に一念発起し、まだ見ぬ父親探しを決意します。クラウドファンディングで資金を集め、父が暮らすというイタリア・ミラノへ渡ります。手持ち資金と時間に限りがある上、手掛かりはわずか。万事休すと思われましたが、旅の終盤にドラマティックな展開が待ち構えていました。
さまざまな出会いがあったこの旅を通じ、著者は家族のあり方について思索を深めていきます。現在の日本は、さまざまなルーツを持つ人びとが共存して暮らしています。「多様性」とは何か?についても考えるきっかけにしてほしい一冊です。
巻頭言には、カメルーン出身の漫画家で、著者とも親しい星野ルネさんが寄稿しています。
【本書の構成】
プロローグ/第1章 ぼくの生い立ち、そして母のこと/第2章 「越境入学」した小学校での生活/第3章 やさぐれていた中学・高校時代/第4章 芸人・ぶらっくさむらいの誕生/第5章 始まりはユーチューブ/第6章 イタリアへの挑戦/第7章 再会/第8章 再会からの1年間/第9章 突然の別れ/第10章 もうひとつのルーツ・カメルーンへ/第11章 異母妹・クレオが描いた父とぼくたち3きょうだい/最終章 家族の形はそれぞれだ

カバーは著者が訪れたイタリアと、イタリアのシンボルカラーであるグリーンをモチーフとしたでオマージュしたデザインです
【著者略歴】
1980年、愛知県名古屋市生まれ。高校卒業後にフリーター生活を経て2004年渡米。ニューヨークの演劇学校「HBスタジオ」で演技を学び、卒業後は映画や演劇、ミュージカルなどに出演。2012年に帰国して芸名「ぶらっくさむらい」でピン芸人としてデビューし、日本テレビ系『エンタの神様』やテレビ東京系『おはスタ』などに準レギュラー出演した。ピン芸人の頂点を決める「R-1グランプリ」の2017年大会で準決勝進出。芸能事務所から独立してフリーとなってからは司会や講演などに活動の幅を広げ、2023年制作の自身が監督した父探しのドキュメンタリー映画『パドレ・プロジェクト/父の影を追って』が国内外の映画祭で最優秀国際映画賞などを受賞し、2024年全国公開。株式会社ぶらっくかんぱにー代表取締役
メールアドレス
gotakeuchigo@gmail.com
【書誌情報】
発売日:2026年5月20日
仕様: 四六判 並製 262ページ
価格: 1,870円(本体1,700円+税)
ISBN: 978-4-8062-0846-4
発行元:中日新聞社(東京新聞も発行)
https://www.tokyo-np.shop/c/itemlist/tokyo/books企業プレスリリース詳細へPR TIMESトップへ