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女優の木村佳乃さんが、公開中の劇場版アニメ「それいけ!アンパンマン よみがえれ バナナ島」(矢野博之監督)でバナナ島の女王バンナの声を担当している。昨年11月に第1子となる女児を出産し、今回、少し意地っ張りで元気いっぱいのバンナを演じた木村さんに、食や演技について、また美容へのこだわりを聞いた。(毎日新聞デジタル)
現在、子育てとドラマなどの撮影で毎日を忙しく過ごす木村さん。しかし、朝ご飯は必ずとるようにしているといい、その食卓に登場するのが今回演じたキャラクター・バンナに通じる「バナナ」だ。もともとバナナが好きだったということもあり、「(忙しい朝には)バナナが最適で、この何カ月間、毎朝のようにバナナを食べています」と笑顔で語る。バンナ役については「うってつけの役でした。(オファーが来たときは)バナナ好きなのがバレたのかなと思った(笑い)」とジョーク交じりに喜んでいた。中でも「皮をむいていて途中からボロッと割れちゃうぐらいの、腐りかけのバナナが好き」と好みを明かす。
授乳のため、お酒を控えている代わりに「甘いものが命」といい、中でも「あんパンが大好き」という。つぶあん派で、「クリームパンも好きだけど、あんパンの方が母乳によさそう」といい、さらに「沖縄のお酢を母からもらったんです。体にいいと聞いて、忘れちゃうときもあるけど、それを飲もうと頑張っています」とほほ笑みながら語る。
また、芝居でもアフレコでも「アドリブを入れない」ことが演技へのこだわりの一つだ。「入れろといわれれば入れますけど、なるべく作家さんが書いたものを変えない主義」という。「作家さんが不眠不休でしぼり出した言葉というのを大切に、そのままいうようにしています。脚本家のお友だちがいることもあって、彼女たちがいかに苦労して書いているかを間近で見たことがあるので……」とその理由を明かす。具体的には、自身が売れない脚本家役で主演したドラマ「ニコニコ日記」(NHK)で脚本を手がけた大森美香さんの名を挙げ、「彼女とは昔からすごく仲がいいんです。彼女が本当に寝ずに書いている姿を見たら……。作家さんはしぼり出していますから」と実感を込めて語る。
美容についてのこだわりは、2年ほど前から愛用している化粧品メーカー「アルソア」の石けん。朝晩の洗顔に使用しているといい、「使ってみてトラブルが減りました。実は妊娠中、肌荒れがひどかったんです。ひりひりしちゃってダメなとき、あの石けんだけ大丈夫だった」と振り返り、「しっかり洗顔してあげるって肌にとってすごく大事なんです」と笑顔を見せた。愛用していることから、現在は同社のCMにも出演している。
次回は劇場版アニメ「アンパンマン」のアフレコなどについて聞く。
<プロフィル>
きむら・よしの。76年4月10日生まれ。東京都出身。96年のドラマ「元気をあげる~救命救急医物語~」(NHK)で主演デビュー。97年の「失楽園」で映画デビューし、日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した。ドラマ、映画で活躍し、11年の映画「告白」ではブルーリボン賞助演女優賞を受賞している。劇場版アニメ「カンフー・パンダ」(08年)、「カンフー・パンダ2」(11年)でマスター・タイガーの声優を務めた。10年10月に東山紀之さんと結婚、11年11月に第1子となる女児を出産。現在放送中のドラマ「息もできない夏」(フジテレビ系、火曜午後9時)に出演中。
「それいけ!アンパンマン よみがえれ バナナ島」は、アンパンマンの劇場版24作目。“バナナ祭り”に招待されたアンパンマンたちが、バンナが住むバナナ島を訪れると、寒さのためにバナナは全部枯れてしまっていた。バナナ島を救うため、アンパンマンたちはバナナ山に向かうが、意地っ張りのバンナは助けてもらうことが面白くないため、ばいきんまんたちの仲間になる。しかし想像以上の大ピンチだと気づいたバンナは、アンパンマンに勇気と元気をもらい、力を合わせることを決意する……という物語。バナナ島に住むバナナマンのスッテンとコロリンの声をお笑いコンビ「バナナマン」が担当している。