今回は、外側からの日焼けケアについてお話ししますね。肌の表面の汚れをしっかり落として保湿&クールダウンを繰り返す、というのが私の方法。こだわり&お気に入りの愛用アイテムとともに、詳しい手順をご紹介します。
◇汚れを落としやすくするコツ
はじめに、みなさんはクレンジングはどこで行っていますか? 私はたいていバスルームなんです。というのも、お風呂に入りながらすると、蒸気で毛穴が開くので、汚れが落ちやすくなるから。もしバスルーム以外で行う際は、スチームを当てるなどして、やっぱり毛穴が開くようにして準備しています。余談ですが、炊飯器から出るスチームもお肌に活力を与えてくれるんですって!(近づき過ぎるとやけどするかもしれません。危ないので注意してください)
◇クレンジングとマッサージ
ここで注意! ファンデーションやアイカラー、マスカラなどは先にふき取るか、洗ってから改めてマッサージしてください! せっかく取れた汚れがまた毛穴に戻り……、目の下に色素沈着してしまうかもしれません。
準備ができたら、クレンジング開始。マッサージも兼ねて優しく1分ほど肌になじませながらメークを落としていきます。ちなみに私はマッサージがしやすいオイルタイプを使っています。ウオータープルーフのものやSPF値の高いものなど、しっかりとした日焼け止めをつけている人は専用クレンジングがいい場合もあるので、自分に合ったものを柔軟に選んでみてくださいね。大切なのは、残らず汚れを落とすことです。
◇洗顔はふわっふわの泡で
クレンジングをぬるま湯で流したら、泡で洗顔を。ここをきちんとできるかどうかが美肌のカギを握るといってもいいくらい、洗顔はとても大切だと思っています。私はいつも、前回ご紹介した「天使の美泡石鹸」で、手のひらにふわっふわの泡を作って洗うようにしています。
注意点としては、指でこすらないようにすること。あくまで“泡でなでるように”を心掛けてくださいね。ゴシゴシ洗いなんてもってのほか。摩擦がくすみや肌荒れの原因になることもあるので、軽い力でそっと洗ってください。
◇ビタミンたっぷりの美容液+シートマスクで浸透
泡を流したら、ビタミンをたっぷり含んだ美容液をつけます(美容液もいいものがたくさん出ているので選び方が難しいのですが、日焼けケアにはビタミンが多く含まれたものがオススメ)。さらにその上から美容液を十分に含んだシートマスクを乗せて、じっくりと浸透させます。市販の保湿パックでももちろんOKですが、私は自分で美容液を含ませて使うタイプのシートマスクを最近、愛用しています。
◇クールダウン&保湿を繰り返す!
ある程度浸透したなと思ったら、マスクの上から保冷剤などで冷やします。直接肌に当てると刺激が強すぎるので、マスクの上からそっとタッチしていきます。
顔全体を冷やしたら、また保湿。これを何回も繰り返すのですが、実はこの単純作業がとても効果的! ほてった肌をクールダウンさせることが、日焼けケアの要なんです。短時間でも効き目は感じられるとは思いますが、やればやるほど肌が保湿成分を吸収しながら引き締まる感覚が実感できるので、できるだけ長めに行うのが◎。シートパックが乾燥してきたら、化粧水や美容液をプラスしてください。
そうそう、首から下も日に焼けやすい場所なので、私はいつも首&デコルテもついでに冷やしています。結構人目につきやすいエリアなので、ケアを怠りたくないですよね。
◇三浦理恵子オリジナルの潤いパック
以上で基本的にはOKなんですが、保湿が大好きな私は(笑い)、手作りパックもよくやっています。家にあるもので簡単に作れて、しかも即効性がある“私のベスト3”を特別に紹介しちゃいますね。
◇1トーン明るい肌に! 「キュウリパック」
「よく聞くキュウリのやつでしょう?」と思った人いるかもしれませんが、私のはちょっと違うんです。
<作り方>
1.キュウリ(1本)、レモン(1/4個)、氷(1個)をミキサーで混ぜる。
2.ハチミツを1にひと回りほどかけて軽く混ぜる。
3.それを肌に乗せていき、上からフタするようにシートマスクまたは、市販のラップを乗せる。
4.10~15分くらい浸透させる。
これは子どものころに遊びで考え出したものなんですけど(笑い)、すごく保湿力があるので今でもずっと継続しています。肌が1トーン明るくなるような気がするんですよ。「なんで氷?」と思った人もいるかもしれませんが、これは“ひんやり感”を出すためのスパイス。なくてもOKですが、入れると気持ちいいですよ♪ 以前オススメした入浴中のクールダウンにも最適です。
以前、あまりに効果があったので髪にも塗ったことがあったんです。もうお気づきかもしれませんが……。そうなんです、髪の毛の間にキュウリが入り込んでしまって、流すのにひと苦労でした(笑い)。髪には向かないかもしれない……ですね。
◇しっとり感をすぐ実感! 「ヨーグルトパック」
これはすでにひんやりしているヨーグルトだから、準備もラクチンです♪
<作り方>
1.無糖ヨーグルト(目安180ミリリットルほど)にハチミツ少々を混ぜる。
2~4は、キュウリパックと同じ。
ハチミツの量はお好みですが、私は多めに入れています。潤い感バツグンです! お風呂場でパックするのがおススメです。デコルテや体にも伸ばしてあげましょう。
◇ハリに効く! 「卵白パック」
そして栄養の宝庫、卵です。このパックをする場合は、卵黄はお料理に使うようにして、むだが出ないようにしています。
<作り方>
1.卵白(1個分)を、とろみが出るまで泡立てる。
2.先に化粧水を肌になじませて、その上からチークブラシなどで1を塗る。
3.しばらくして乾燥するとパリパリになってくるので、洗い流す。
このパックは、毛穴の汚れも取ってくれ、ハリの向上にも効くように感じられます。ただ、卵は肌に合わない方も多いと思うので、実践する際は腕などで事前に試すようにしてくださいね。チークブラシは、新品ではもったいないので(笑い)、使い古しを活用しています。
◇エアコン対策には携帯用ミスト
最後に、日中の日焼けケアとして、エアコンで乾燥してしまったときに便利なミストをご紹介します。
今回は肌の日焼けケアについて、いろいろお話しさせていただきました。美肌についてはまだまだ伝えたいことがあるので、また機会があれば、この連載でどんどん紹介していきますね。
キレイを目指すのに、遅いなんてことはありません! まずは、やる気を出して! 楽しみながら一歩ずつ前進しましょう。
*……次回は10月10日に掲載予定です。