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メアリー・ヘレン・バウアーズ:美の秘けつに「緑茶」も ナタリー・ポートマンのトレーナーが来日

 米映画「ブラック・スワン」(10年)で主演した女優ナタリー・ポートマンさんのパーソナルトレーナーを務めた元バレエダンサー、メアリー・ヘレン・バウアーズさん(33)が、エクササイズDVDを発売し、このほど来日した。バウアーズさんが考案し、ポートマンさんも実践したというエクササイズや、美の秘けつについて聞いた。(毎日新聞デジタル)

 バウアーズさんは16歳のとき、米国で最も権威のあるバレエ団「ニューヨーク・シティ・バレエ」に入団。10年間、世界中の公演で活躍し、26歳で退団した。その後、バレエを基にしたエクササイズ「バレエ・ビューティフル」を考案。ポートマンさんからオファーを受け、「ブラック・スワン」の役作りのためのパーソナルトレーナーとなった。

 「ブラック・スワン」で、「白鳥の湖」を踊るバレエダンサーを演じたポートマンさんは、バウアーズさんの指導の下、撮影が始まる約1年前の08年10月からトレーニングを開始。まず約半年にわたってストレッチとエクササイズ、バレエのテクニックと振り付けのトレーニングを1日2時間、週に5~6日行った。その後、約1.6キロの水泳などを加えて、1日5時間、週6日のトレーニングを行い、バレエダンサーらしい体つきや身のこなし、姿勢を作り上げた。

 このトレーニングでポートマンさんが実践したエクササイズが、DVD化された「バレエ・ビューティフル」だ。バレエの動きを取り入れた有酸素運動やストレッチなどで、太ももの内側や足の後ろ、おしり、腕などを引き締めるほか、体幹を鍛え、全身に細くしなやかな筋肉を作って、バレエダンサーのような体になることを目的としている。

 バウアーズさんは、同エクササイズを「バレエの経験がなくても誰でもできます。(DVDを見て)楽しんで(エクササイズをして)ほしいですね。定期的にやっていただきたい」と説明。「週に3回、2週間やれば、ほとんどの人に結果が表れます。大変だけど、結果がご褒美になります」と自信を見せた。

 収録されたエクササイズのうち、自身が好きなものは「(腕を動かす)スワン・アーム。『ブラック・スワン』でナタリー(ポートマンさん)も行っている動き」と話し、「足の動きを付け加えたので心拍数も上がるいい有酸素運動になっています」と紹介した。

 そんなバウワーズさんが日ごろ、美しさを保つために気をつけているのは「適切なワークアウトをすること、バランスの取れた健康的な食事をすること、十分に寝ること」の三つだ。

 食事は、新鮮な野菜や果物を積極的に取り、サラダをよく食べる。また玄米やオートミール、全粒粉のパンをセレクト。鶏肉や魚を中心にし、赤身の肉は1カ月に2回ぐらい食べるだけにとどめている。また水をよく飲み、健康的な脂肪を取るためにアーモンド、ナッツ、ヨーグルトを積極的に食べるという。「日本食はとてもヘルシーだと思うのでおいしく食べています。緑茶も大好きでよく飲みます。肌にいいんですよ」と笑顔を見せていた。

 睡眠の理想は8時間で、9時間寝ることもあるという。「(理想通り)寝られないときもありますが、なるべくコンスタントに、ちゃんとした時間帯に寝るようにしています。筋肉を動かして働かせることも大事ですが、休ませることも大事です」と休息の重要性を語った。

 バレエ初心者から上級者まで実践できるエクササイズを収録したDVD「バレエ・ビューティフル カーディオワークアウト」「同エッセンシャル・ワークアクト」は各2940円。2枚組みは5040円。

 ◇プロフィル

 メアリー・ヘレン・バウワーズ。80年1月20日生まれ。米ノースカロライナ州で育ち、プロのダンサーになる夢を抱いて15歳でニューヨーク・シティ・バレエの付属学校「スクール・オブ・アメリカン・バレエ」に入学。16歳でニューヨーク・シティ・バレエに入団した。ポートマンさんが「ブラック・スワン」でアカデミー賞主演女優賞などを受賞すると一躍、注目を集め、現在はニューヨークのソーホー地区にスタジオを開き、女優のリブ・タイラーさんやモデルのヘレナ・クリステンセンさんらから支持を得ている。

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