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英ファッションデザイナーのポール・スミスさんが10日、「東京モード学園」と「HAL東京」の専門学校生を対象に東京・新宿のモード学園コクーンタワーで特別講義を行った。「インスピレーションは芸術、音楽、建築物、旅、ユーモア……何からでも得られる。とにかくあらゆるものを目を凝らして見ること」と創造のヒントを語り、「そうすれば個性が打ち出せる。他のブランドなどまねる必要がないのです。既存のものや過去にとらわれず、ひたすら未来を見つめて個性を打ち出していくことが大切」と成功への道をレクチャーした。
スミスさんは質疑応答の時間も設け、「日本を好きになったきっかけは?」という質問には「とにかく日本人が大好き。だから日本が大好き」と笑顔で回答。また、質問者には全員プレゼントを渡し、最後には「サインがほしい人は壇上にあがって」と気さくに呼びかけ、サインを求める専門学校生すべてに応じるなど終始フレンドリーに接していた。
東京モード学園とHAL東京では、即戦力となるプロのクリエーターを育成する実践的な教育カリキュラムの一環として世界的トップクリエーターが直接指導する特別講義を実施している。スミスさんは94年から不定期に講義を行っており、今回で10回目。またモード学園の卒業作品展でも09年から毎年、「ポール・スミス賞」の審査を行っている。(毎日新聞デジタル)